Suica

suica発売から20年

Suica 、Super Urban Intelligent CArd。20年前の今日、suicaの運用が開始された。JR東日本が全国に先駆けて交通系ICカードを作ったがその構想は1987年のJR東日本発足当時からあったと言う。Suicaが販売されて間も無く、自分もこれを使うようになったが広島に住んでいたので使用する機会は実家に帰省するときや東京への出張に限られていた。今では殆どどこでも使用できるようになり広島市内の路面電車でも使える。

鉄道好きな自分にとってSuicaや自動改札のシステムが導入されたことは非常に大きいことだが、それ以前の駅員さんが改札に立っている時代がひどく懐かしくてたまらない。入鋏する人の手さばきの良さが格好良くて改札口脇でずっと見ていたことが何度もあった。また出札口では瞬時に切符の内容を判断し乗り越しや期限に切れた切符などを見つけている様子をみてこれまた格好良いと思っていた。因みに鋏の形(切った後の形)は駅ごとに違っておりどこの駅で入鋏されたかが分かるようになっていた。前後するが今年3月時点でSuuicaの発行枚数は8589万枚。すごい数である。沖縄のゆいレールでも使える。

帰省

このSuicaを使って昨晩実家に帰ってきた。母のその後が気になり、また母を支える父の手伝いもしたいと思い急遽帰省した。仕事を終えて最終の新幹線に何とか間に合わせたが結構ギリギリだった。終業直前に業者さんが来られたのでその対応を任され電車の時間に間に合うかやきもきした。新青森で実家に電話をして急遽帰省することを伝えた。実家には23時40分頃着いた。電話では0時頃着くので先に寝ているように言っておいたのだが、少し早くついた実家の玄関には両親がまさに出かける様子で立っていた。どうしたのかを尋ねると、自分のことを駅まで迎えに行くところだったと言う。自宅から最寄りの駅までは徒歩で4分ぐらいの距離だが、それでも病気の母には歩ける距離では無い。が、「迎えに行かないと心配だ」と駅まで行くと言って聞かなかったそうだ。仕方なく父が一緒に行き少し歩けば、駅まで歩けないことを悟って諦めるだろうと思い家を出るところだったと言う。

とりあえず家に入って少しの時間お茶を飲んで会話した。

それにしても、遅い時間だから駅まで迎えに行かないと心配だ、と思っていることが凄い。またありがたい。昔からよく駅に迎えに来てくれていたことを思い出した。遅くなったり急に雨が降った時には必ず迎えに来ていた。今のように携帯電話などない時代だからとにかく待つしかない。今考えれば時間の無駄である。しかし、時間を無駄にする分愛情を伝えることができる。駅まで迎えに行く、自分にはとても分かりやすくピンとくる言葉だ。

放蕩息子

放蕩息子が出て行ったその日から、毎日家の門で息子の帰りを待ちわびた父親。帰って来るかどうかも分からないのに待ち続ける父親。

「また言われた、「ある人に、ふたりのむすこがあった。 ところが、弟が父親に言った、『父よ、あなたの財産のうちでわたしがいただく分をください』。そこで、父はその身代をふたりに分けてやった。 それから幾日もたたないうちに、弟は自分のものを全部とりまとめて遠い所へ行き、そこで放蕩に身を持ちくずして財産を使い果した。 何もかも浪費してしまったのち、その地方にひどいききんがあったので、彼は食べることにも窮しはじめた。 そこで、その地方のある住民のところに行って身を寄せたところが、その人は彼を畑にやって豚を飼わせた。 彼は、豚の食べるいなご豆で腹を満たしたいと思うほどであったが、何もくれる人はなかった。 そこで彼は本心に立ちかえって言った、『父のところには食物のあり余っている雇人が大ぜいいるのに、わたしはここで飢えて死のうとしている。 立って、父のところへ帰って、こう言おう、父よ、わたしは天に対しても、あなたにむかっても、罪を犯しました。 もう、あなたのむすこと呼ばれる資格はありません。どうぞ、雇人のひとり同様にしてください』。 そこで立って、父のところへ出かけた。まだ遠く離れていたのに、父は彼をみとめ、哀れに思って走り寄り、その首をだいて接吻した。 むすこは父に言った、『父よ、わたしは天に対しても、あなたにむかっても、罪を犯しました。もうあなたのむすこと呼ばれる資格はありません』。 しかし父は僕たちに言いつけた、『さあ、早く、最上の着物を出してきてこの子に着せ、指輪を手にはめ、はきものを足にはかせなさい。 また、肥えた子牛を引いてきてほふりなさい。食べて楽しもうではないか。 このむすこが死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったのだから』。それから祝宴がはじまった。」
ルカによる福音書 15:11-24 口語訳

イエス様が迎えに来てくださる。もうその日はそこまで来ている。

「てんしのいもうと」小学校1年生。

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