モナリザと湖畔
以前に投稿した田舎館村の田んぼアート。先日役場に行く機会があったので展望台に上がって田んぼの様子を見た。植え付けから2種間ほどではあるがすでにモナリザがはっきりと分かる。またもう一枚の田んぼも「湖畔」の絵がはっきりと浮かび上がっていた。因みに「湖畔」という題名で知られているが本当は「避暑」という題名だったという。芦ノ湖の山を背景に涼をとる姿を油彩で描いた黒田清輝氏1897年の作品である。
この田んぼは田舎館村役場のすぐ隣にあり役場と棟続きになっている文化センターから展望台に上ることができる。きちんと見ておきたいという気持ちで展望台に向かったが有料、しかも300円と少々高価に感じた。それでもいままでずっと見たかったので良い経験ができたと思っている。更に成長した頃また何回か訪れたい。ならば、1500円ぐらいでシーズンパスポートがあったら嬉しい。因みに役場隣が第一会場で、この他にもう一箇所会場を設けている。第二会場は田舎館村の道の駅にある。こちらのテーマは「縄文から弥生へ」というオリジナルテーマで描かれている。こちらにはまだ行っていないので作品を見たわけではない。昨年「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録された。北海道、青森、岩手、秋田の4道県13市町にある17遺跡で構成されている。これらの登録を受けての今回のテーマだという。三内丸山遺跡については以前にも投稿しているがなかなか見ごたえのある遺跡である。
再挑戦
コロナの影響で2年前に予定されていた「モナリザ」と「湖畔」。実は19年前にもモナリザを描いたことがあった。が、この時はうまく遠近法を使うことができず田んぼの手前(絵の下側)方向にある展望台から見ると身体が大きく、顔が小さく見えるので少しバランスが悪い。今回はその時の反省を踏まえて再挑戦ということになる。確かに田んぼアートの作品を見て見ると不自然なくらいに縦長に描かれている。これが所謂遠近法なのか。絵に詳しくない自分には全くわからない世界であるが斜め方向から見るということはそういうことなのだろう。そう言えば道路に書いてある「とまれ」なども文字も運転している時には違和感を感じないが、近寄って見るとやはり文字が縦に長いことを思い出す。なるほど。
下のモナリザが遠近法を考慮に入れなかった19年前の作品だという。
視点の違い
目の高さ、視点の高さの違いで描かれているものが違った様子に映る。
これはもしかすると「神様の視点」と「人間の視点」の違いにも通じることかもしれない。人間にはこのタイミングがベストに見えても神様の視点ではそうでないことがよくあるのだろう。視点が低く視野が狭い人間にはいびつに見える事象も神様の目から見たら完璧な作品になっているのだろう。人間には見えなから信仰の目をいただかないといけない。
われわれは、いま神のみわざと方法とを理解することはできないが、 人に対する神のすべての態度の根底には神の大いなる愛があることを認 めることができる。イエスの近くに生活している者は、敬虔の奥義につ いて多くのことをさとる。譴責が与えられ、品性が試みられ、心の意図 が明るみに出されるのは、憐れみによるものであることを彼は認める。
各時代の希望電子版 p404 ガリラヤにおける危機
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