カルバリーとは
イエスキリストはAD31年の過越祭で十字架にかかったと思われるがその場所はエルサレム城外の「カルバリー」という小高い丘だとされる。この丘が頭蓋骨に似ていたのか、刑場であるため人骨がそこらへんの落ちていたからなのかは分からないがアラム語で「頭蓋骨」を表す「ゴルゴダ」がこの丘の名称となった。ゴルゴダのラテン語がカルバリア。何れにしてもイエスキリストが磔刑で死を経験された特別な場所である。
クレネ人シモン
イエスは磔刑の横木を自ら担いで刑場に向かったが、それ以前に鞭を打たれ心身ともに限界を迎えていた。ついに倒れこみ横木を運べなくなった時に、外国j人であるシモンにその横木を強いて担がせた。
この時、いなかからやって来たクレネ人のシモンという他国人が群衆 に行き会う。彼は群衆の口汚いののしりの声を耳にする。いかにも軽蔑 したように、ユダヤ人の王さまのお通りだぞということばがくりかえさ れるのが聞こえる。彼はその場の光景に驚いて立ちどまる。シモンが同 情した顔つきをしていると、人々は彼をつかまえて、その肩に十字架を のせる。
シモンはイエスのことを聞いていた。彼の息子たちは救い主の信者で あったが、彼自身は弟子ではなかった。カルバリーまで十字架をかついで行ったことは、シモンにとって恵みであった。彼はその後いつもこの 摂理を感謝した。彼はこの経験から自ら進んでキリストの十字架を背負 い、その重荷によろこんで耐えるようになった。
各時代の希望電子版 p790 カルバリー
犯罪者とともに
磔刑にあったのはイエスだけではなく他二人の囚人がいた。
イエスと一緒に十字架につけられたどろぼうたちは、「イエスをまん 中にして、・・・・両側に」つけられた(ヨハネ 19:18)。これは祭司た ちと役人たちの指図であった。どろぼうたちの間のキリストの位置は、 彼が3人の中で最も重い罪人であることを示すのであった。このように して、彼は「とがある者と共に数えられた」との聖句が成就した(イザヤ 53:12)。しかし祭司たちは自分たちの行為の意味が十分にわからな かった。
各時代の希望電子版 p800 カルバリー
人類全ての罪
われわれの身代りまた保証人としてキリストの上にわれわれ全部の 者の不義がおかれた。律法による有罪の宣告からわれわれをあがなわん がために、キリストは、罪人にかぞえられた。アダムの子孫1人1人の 不義がキリストの心に重くのしかかった。罪に対する神の怒り、不義に 対する神の不興の恐るべきあらわれが、み子の魂を非常な驚きと恐れで 満たした。一生の間、キリストは、天父の憐れみとゆるしの愛について のよい知らせを堕落した世に宣伝してこられた。罪人のかしらの救いが キリストのテーマであった。
各時代の希望電子版p802 カルバリー
しかしいま、自ら負っておられる不義の恐るべき重さで、キリストは、 天父のやわらぎのみ顔を見ることがおできにならない。この最高の苦悩 の時に神のみ顔が見えなくなったために、救い主の心は、人にはとうて いわからない悲しみに刺し通された。この苦悩は、肉体的な苦痛などほ とんど感じられないほど大きかった。
各時代の希望電子版 p803 カルバリー
しかもキリストは、この恐るべき時に、天父のご臨在によって慰めを 受けられないのであった。主は1人で酒ぶねを踏まれ、もろもろの民の なかには彼と事を共にする者がなかった(イザヤ 63:3参照)。
各時代の希望電子版 p804 カルバリー
神の性質、能力を一切用いず
けがれのない神のみ子は、その肉体はむち打ちで裂け、しばしば祝福 のうちにさし出されたその手は横木に釘づけられ、愛の奉仕に疲れを知 らなかったその足は木にうちつけられ、王の頭はいばらの冠で刺され、 ふるえる唇は苦悩の叫びにかたどられて、十字架にかかっておられた。 しかもイエスがしのばれたすべてのこと― その頭と手と足から流れた 血のしたたり、その肉体を苦しめた苦痛、天父のみ顔がかくされた時に その魂を満たした言いようのない苦悩、― それらは人類の子らの1人 1人に向かって、神のみ子がこの不義の重荷を負うのを承諾されるのは あなたのためであり、死の支配をたちきって、パラダイスの門を開かれ るのはあなたのためであると語っている。
各時代の希望電子版 p805 カルバリー
荒れ狂う波をしずめて、泡立つ大波の上をあるかれたお方、悪鬼をふ るえあがらせ、病気を追い出されたお方、めくらの目を開き、死人をい のちによみがえらせたお方― が、いけにえとしてご自分を十字架上に ささげられる、しかもそれはあなたを愛されるからである。罪を負うお 方であるイエスが、神の正義の怒りをしのび、あなたのために罪そのも のとなられる。
各時代の希望電子版 p806 カルバリー
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