繁栄と衰退

繁栄

エジプトを脱出し荒野を40年間彷徨ったイスラエルの民は新しい指導者ヨシュアに率いられついにカナンの地に到着した。ヨルダン川を渡る際、40年前と同じように川の水が堰き止められる奇跡を経験した。カナンの主要な都市であるエリコをまず攻めることが神様のご命令であった。エリコの城壁の周りを毎日一回りする。それが神様の方法でありご命令であった。十分な説明を受けず、ただヨシュアの命令に従う民はこのことに何の意味があるのかが理解できなかった。理解できなかったがそれに従った。

神のみ子の指揮のもとに、彼らに付き添っていた天使の軍勢を、彼らは見ることができなかった。「これは、なんという無意味な運動であろう。雄羊の角のラッパ を吹いて、毎日町の城壁の周囲を回ることは、なんとおかしなことであろう。こ のようなことは、そびえ立つ城塞になんの効果もあり得ない」と彼らは考えるこ とができた。しかし、城壁がついにくずれ落ちるに先だって、このように長い間、 儀式を継続する計画そのものが、イスラエルの人々の信仰を助長する機会となっ た。それは、彼らの力が、人間の知恵や能力にあるのではなく、ただ彼らの救い の神だけにあることを、人々の心に印象づけるためであった。こうして、彼らは、 天来の指導者に全く信頼するようになっていくのであった。
人類のあけぼの電子版 p426  エリコの陥落

そして7日目は城壁の周りを7周まわり神様の示されるタイミングでラッパをふきならし城内に攻め入った。神様が戦われたのでエリコはすんなり陥落した。神様の時に、神様の方法でことを行うときに繁栄がもたらされることを実物教訓として学んだ。

アイ

ところが、ここでもイスラエルの悪い癖が出る。エリコを陥落したことに気を良くしたイスラエルの民は、それが自分たちの力によるものと大きな勘違いをする。この調子で、エリコよりも弱小のアイに攻め入ろうと企てるのであった。要するに調子に乗ったのである。

神が、イスラエルのために大勝利をお与えになったために、彼らは自己過信に 陥った。神が、彼らにカナンの国を約束なさったために、彼らは安心し、神の助 けだけが、彼らに成功を与え得ることを自覚しなかった。ヨシュアでさえ、神の 勧告を仰がないで、アイ征服の計画をたてた。
イスラエルの人々は、自分自身の力を賛美し、彼らの敵を軽視しはじめた。勝 利は、たやすく得られるように思われ、占領には、3000人で十分であろうと 思われた。彼らは、神がいっしょにおられることを確かめもせずに攻撃した。彼 らは、門のすぐそばまで突進したところ、そこで、頑強な抵抗を受けた。敵の数 とその十分な準備にあわてふためいた彼らは、列を乱してがけをかけおりた。カ ナン人は、すぐその後を追ってきた。「彼らを門の前から・・・・追って、下り坂で彼 らを殺した」(ヨシュア 7:5)。損害は少なく、死者は36人に過ぎなかったが、 この敗北は会衆全体を失望させた。「民の心は消えて水のようになった」(同・7:5)。
人類のあけぼの電子版 p426  エリコの陥落

神様の力を自分たちの手柄にしてしまったことが失敗の原因であった。神様の時と方法を待てず自己過信からくる方法でことを行えばやがてこうなる。

更なる罪

アイを攻略できなかった理由がもう一つあった。これこそイスラエル全体を悩ませた罪であった。神様はヨシュアを通して奉納物に手をつけることを厳しく禁止していた。が、これを犯した者がいた。アカンである。

アカンは、最も明瞭で厳粛な警告と、最も偉大な神のみ力のあらわれに反抗し て、罪を犯した。「あなたがたは、奉納物に手を触れてはならない。・・・・滅ぼさる べきものと」ならないためであるとの警告が全イスラエルに発せられていた(ヨシ ュア 6:18)。この命令は、彼らが奇跡的にヨルダン川を渡り、割礼を行って、 神の契約を認め、過越の祭りを祝った後、また、契約の天使、主の軍勢の将が彼 らにご自分を現わされた後に与えられた。その後、エリコが滅びて、すべて神の 律法を犯す者の当然受けなければならない滅びの証拠となった。イスラエルの勝 利が、ただ神の力だけによるものであって、人々が自力でエリコを占領したので ないという事実は、ぶんどり物を私有することを禁じた命令をさらに厳粛で重要 なものにした。神は、神ご自身のみ言葉の力によって、この城塞をくつがえされた。
人類のあけぼの電子版 p428 エリコの陥落

ただ一人の不従順が国を滅ぼすことも有り得ることを神様は教えられた。

自分の中にいるアカン

同様に厳粛で明瞭な警告があるにもかかわらず、同じような罪がなお、行われていないであろうか。アカンがエリコのぶんどり物について禁じられていたのと同様に、われわれも貧欲心をいだくことを明らかに禁じられている。神は、それを偶像礼拝であるといわれた(コロサイ 3:5、エペソ 5:5参照)。「あなたがたは、神と富とに兼ね仕えることはできない」(マタイ 6:24)。「あらゆる貪欲に対してよくよく警戒しなさい」(ルカ12:15)。「あなたがたの間では、口にすることさえしてはならない」(エペソ 5:3) という警告が与えられている。アカン、ユダ、アナニヤ、サッピラなどの恐ろしい運命に陥った人々の例が与えられている。これらの人々の背後に、「黎明の子」ルシファーがいる(イザヤ 14: 12)。彼は、さらに高い地位を求めたために天の栄光と祝福を永遠に失ってしま った。しかし、このような警告が発せられているにもかかわらず、貪欲は、いた るところで見られる。
人類のあけぼの電子版 p429  エリコの陥落

教会にいるアカン

アカンの罪は、国民全体を不幸にした。1人の罪をさがし出してそれを取り除 くまで、神の怒りは教会の上にとどまる。教会が最も恐れなければならない勢力 は、公然と攻撃する反対者や、無神論者や、神を汚す者などではなくて、キリス トを信じるといいながら、矛盾した生活を送る人々である。イスラエルの神の祝 福をさえぎり、神の民を弱めるのは、このような人々なのである。
教会が困難に陥り、人々が冷淡になって、霊的に衰えて、神の敵に勝利を与え るようなとき、教会の人々は、いたずらに手をこまねいて、不幸な状態を悲しむ ことなく、宿営のなかにアカンがいないかどうかをたずねよう。各自は、謙遜に 自分の心をさぐり、神の臨在をさえぎる隠れた罪を発見するように努めよう。
人類のあけぼの電子版 p430  エリコの陥落

100%の信頼

神は、彼に信頼する者のために、大きなことをなさる。神を信じると言ってい る人々に、もっと力がないのは、彼らが自分たち自身の知恵に頼りすぎ、主が、 彼らのためにみ力をあらわす機会を主に与えないからである。しかし、彼らが、 全く主に信頼し、忠実に彼に従うならば、どのような事態が起こっても、主は、 主を信じる子供たちをお助けになる。
人類のあけぼの電子版 p426  エリコの陥落

Above All

 

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