再会

予定変更

3月25日(土)、姉から電話があった。翌日の納骨式に関することだと思い話を聞いて見ると予想外の展開に。「納骨式を司式してくださる牧師先生が急遽風邪で参加できなくなったのであなたが代わりにやりなさい」とのことだった。代わりにって、納骨式なんて参列したことも無いのでイメージが全くない。それでも姉の命令なので従うしかない。とりあえず、歌う讃美歌を用意した。楽譜を用意することもそうだが伴奏がないのでLogicに打ち込んだ。いつもはMIDI鍵盤で快適に入力できるのだが残念ながら手元に鍵盤がない。幸いコンピュータはあったので一音一音手入力で打ち込み3曲ほど伴奏をつくった。そして式次第。プリンターがあれば何でもない作業だが残念ながらそれもないのでコンビニのプリンターを使って10名分の式次第を作った。あとは納骨に際してのショートメッセージ。身内ばかりなので余計に緊張する。しかも当日は大雨予報なので超ショートでまとめなくてはならない。「お母さん、力を貸してくれ」と言いたいところだった。

メッセージ

「昨日、納骨に際しショートメッセージを考えていたところリビングのテーブルにラミネイトされた聖書の言葉が出てきました。懐かしいお母さんの字です。ヘブル人への手紙の言葉が書かれていました。『それだから、キリストは新しい契約の仲保者なのである。それは、彼が初めの契約のもとで犯した罪過をあがなうために死なれた結果、召された者たちが、約束された永遠の国を受け継ぐためにほかならない。』はじめ、暗唱聖句かと思いましたが今朝同じものを桐のタンスからもう一枚発見しました。字の形から倒れるほんの少し前に書いたものだと思われます。色々なことが分からなくなる状況の中で必死にイエス様が自分を救ってくださることと天国に連れて行ってくださることを書き留め心に刻んでいたのだと思います。認知症を自覚しながらも最後まで絶対にイエス様を忘れないように戦い続けたお母さんの貴重な足跡だと思いました。お父さんを家長として、お母さんの信仰を真似て、お母さんに恥じない信仰生活を全うする決心を今お母さんの墓前でしましょう。」

母の納骨の時だけ特に大雨になってしまい傘をさしてもずぶ濡れになるような状態だったので全てを短縮短縮で行なった。開式の祈りを弟が、終祷を父がしてくれ最後に献花をして納骨式を終えた。

富士霊園

富士山にほど近い富士霊園に「セブンスデー・アドベンチスト 東京中央教会」の墓地がある。今回母が納骨されたのはこのお墓である。とにかく広くて園内に入ってから何度も迷った。宗派ごとに区画が分かれており、同じ区画では殆ど同じようなお墓のデザインで統一感があった。プロテスタントも教派ごとになっており、更にお墓の多さに驚いた。全景を見渡すことはできない。区画の間には山や丘もあり数えきれない程のお墓があった。今までこれほど大きな霊園に行ったことがないのでとにかく驚いた。そして、再臨のことを想像していた。この富士霊園から復活する人がどれほど多いことか、考えただけでワクワクする。

再会

今回納骨されたお墓だが、一番最初に記名されているのが自分の従兄弟である。3歳で発病した白血病のため4歳で亡くなった。次が自分の祖父。亡くなったのは従兄弟より前だが、祖父が亡くなった時にはまだこの共同墓地が無かったので一度都内のお墓に入っていた。その後富士霊園に共同墓地ができたのでこちらに移ってきた。3番目が自分の祖母。4番目がトップバッターである従兄弟のおばあちゃん。懐かしい教会員の方々の名前を発見し、まるで天国で再会したような気分になった。同級生や友人のご両親の名前も見つけ不謹慎なのかもしれないがとても嬉しい気持ちになった。

イエス様のご再臨がより現実のことに思える納骨式だった。

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