羽田空港

ラウンジにて

久しぶりに羽田空港のラウンジに来ている。飛行機に乗るのは1年ぶり。ここ3年、飛行機に乗る機会が殆どなくなった。1年前、長男の卒業式に参加するために青森→羽田、羽田→広島便を利用した。それ以来である。飛行機になる機会は殆どなくなったがこの2年は東北新幹線はやぶさに乗る機会が増えた。人がどこかに出発するターミナル駅、空港には独特の雰囲気があるように感じている。これから向かう先に待っているもの、人、そしてここに残して行く人や思い出、思いなどが凝縮されているように感じる。

実家を出るまで

今朝もいつも通り5時に起きて色々な準備を始めた。いつもの時間に父が起きてこなかったのでかなり心配になった。部屋に行けば良いのだが、寝ているのを起こしてはいけないと思っている。が、本当はもしも寝ながら父の心臓が・・・と思うと怖くて覗けない。普段より30分遅く起きてきた父に朝食を食べさせ昼食と夕食の準備をした。また洗濯や掃除などを済ませた。一応実家を出る1時間前に全ての予定していたことの全てを終え、一応父に聞いてみた。「少し時間があるけど、散歩に行く?」と。父は何より散歩を楽しみにしているので二つ返事で行くと言う。昨日は遠くまで歩いて疲れていると思うので今日はいつも通りの1kmコースにした。散歩も終え、夕方姉夫婦が迎えに来るまで一人でどのように過ごすのかをもう一度メモを読みながら二人で確認した。

あの場所

家を出る時、不安がる父と一緒にもう一度お祈りした。家の窓から駅に向かう自分を見送りずっと手を振っていた。父とはあと何回会えるのだろう、父と次に散歩できるのはいつだろう、そんなことをなるべく考えないようにして鼻の奥がツーンとする感覚を我慢して「神様、お父さんを守ってください」と何度もなんども祈りながら駅に向かった。最寄り駅まではおよそ3分。

この駅から実家を離れる自分を両親はいつも見送ってくれた。ホームの脇にいつも二人で立って電車に乗っている自分に手を振りながら見えなくなるまで送ってくれた。でももうそこに母の姿は無いし、今日は父にも送らないでと言っていたので誰もいない。

これから

もう直ぐ搭乗口に向かう。沖縄に向かう。一昨日から長男の体調がすぐれず、今日は朝から病院に行っている。インフルエンザではなかったようだがPCR検査の結果は月曜日に分かるようだ。沖縄にはおよそ1年ぶりに会う家族がいる。長男とは昨年夏にあっているが妻と次男に会うの半年ぶり。楽しみである。が、実家で一人寂しく姉夫婦の迎えを待つ父を思うとあまりハッピーな気持ちにはなれない。母が亡くなってから「寂しい」を連呼する父。この地上は仮の住まいであり自分たち信仰者は旅人であり寄留者であることを痛感する。早く、本当の故郷に帰りたい。

宜しければこちらのクリックもお願いいたします
↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ
にほんブログ村

にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村


キリスト教ランキング


プロテスタントランキング


その他ランキング