自主性

クラブ活動

日本若者協議会がスポーツ庁に「部活動は任意参加であることの周知徹底や実態調査を求める要望書をスポーツ庁に提出した。

「部活動強制加入」撤廃に関する要望書をスポーツ庁に提出しました

あまり知られていないかもしれないが、平成30年にクラブ活動(運動部、文化部共に)が任意であることを徹底する指導及びガイドラインがスポーツ庁、文化庁から出された。中学、高校では現在クラブ活動への参加が任意になっている。が、実際には自分の息子の学校では任意にはなっておらず何かしらの活動に参加することが必須になっている。恐らく多くの学校が同じ対応をしているのではないかと思う。
なかなか難しい問題である。

青森山田高サッカー部で「飲酒問題」隠蔽か、部員が証言 「冷蔵庫にビール、チューハイが」

今年の高校サッカーで全国制覇を果たした青森山田高校では当のサッカー部で飲酒の問題が起こっているとのニュースが飛び込んで来た。こういう問題はどの学校にも少なからずあるだろうし、その対応も大変なのだと思う。全国に名前が知れ渡るような知名度の高い学校ともなればそれが明るみに出た時の損害も大きくそうならない努力もしなくてはならないのだと思う。

自分が中学、高校の頃と現在は全く違う。自分が中高生の頃は「クラブの時間中は喉が渇いても決して水分を補給してはいけない」と言われていた。どうしても喉が渇いて水でも飲もうものならひどく叱られた。暴力やいじめに関するガイドラインもなく、世間的にも「体罰」と言えば全てが許される時代だった。また、勝手な理解だが男で運動クラブに参加しない者は男子とは認めてもらえない風潮もあった。「帰宅部」など言語道断である。そんな時代に育ったからどうしても「根性」などの精神論が先に立ってしまう。

教員時代

自分の中高生時代と教員になってからの時代とのギャップになかなかついていけず戸惑うことが多かったことを思い出す。完全に頭を入れ替えないと教育活動ができなくなる。授業中に私語をやめない生徒に対して「授業を受ける気がなかったら教室から出て行きなさい」などと教員が言ってしまったら大変なことである。これは生徒の有する「教育を受ける権利の剥奪」になる。しかし、周りの生徒にも教育を受ける権利がある。教員が私語を注意してばかりいれば授業が先に進まないので、これも生徒の権利を剥奪することになる。この場合、状況が許せば「授業を受けたくないのなら校長室に行きなさい」など、教員の監督下に誘導することが求められる。例えば問題行動で指導を受け「自宅謹慎」になったとする。この生徒に対して学習課題などを持たせ毎日学習指導をしなくてはならない。これも教員というか学校の負う義務なのである。
良い悪いではなく時代と共にルールや価値観が変わることは当然必要なことなのだ。だから前述の「クラブ活動参加が任意であることを再度徹底する」ことは必要なのかもしれない。決まっている以上やらなくてはいけない。

もうひとつの側面

自分の甥は現在ある県警の音楽隊に所属している。音大を卒業して音楽家、演奏家として生活したかったのだ。決して楽ではない関門を通過してやっと演奏家の道を歩めるようになったのだが、彼が演奏家を目指すきっかけになったのは中学時代の吹奏楽部の活動であった。バイオリンやピアノは小さい頃から習うこともあるが管楽器は小中学校の鼓笛隊、マーチングバンド、吹奏楽部で初めて経験することがほとんどではないだろうか。彼は運動部として野球部に所属し文化部が吹奏楽部だった。もし吹奏楽部に入部していなければクラリネットの出会うことも演奏家の道を選ぶこともなかっただろう。

日本人は協調性を重んじるので、自分を主張できない人も多くいる。これが友達関係を土台としている中学、高校時代なら尚更であろう。自分はサッカー部に入りたかったが仲の良いグループの全員が「クラブ活動をしないで毎日集まって自分たちらしい活動をしよう」などと言われたらどうだろうか。「自分はサッカー部に入る」と言える雰囲気であれば良いがそうとも限らない。色々な経験をすることで新しい可能性が見つかることもあるかも知れない。自主性を主張し、その自主性が集団の中で認められるのであれば前述の任意も良いと思う。何にしても、若い世代が色々なことにチャレンジできる環境があれば良いと思う。

世界で最も欠乏しているものは人物である。それは、売買されない人、魂の奥底から真実で、正直な人、罪を罪とよぶのに恐れない人、磁石の針が南北を指示して変わらないように、良心が義務に忠実な人、天が落ちかかろうとも正しいことのために立つ人、…そういう人である。
E.G.White 教育P54

埼玉県警察音楽隊 彩の国さいたま童謡コンサート2021

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