17年
長男が17歳の誕生日を迎えた。まだ寮にいて自宅に戻っていないので誕生日会は2週間後になるが、先日簡単なプレゼントと家族からのバースデーカードを送った。
長男が生まれた17年前のことを今でもはっきり思い出すことができる。可愛くて愛おしく、とにかく嬉しくてたまらなかった。あれから17年。我慢させること、寂しい思いをさせることも沢山あったが素直に真っ直ぐ、優しい子として成長してくれた。振り返ってみると、神様がこの子を育ててくれたとしか思えない。少なくとも自分にはこの子に与えるものも無ければ良い教育を施す知恵も無かった。小学校に入ってからは次男のことがあり人様に預けられることをあった。寂しく不安な気持ちを抑えていつも弟の事を考えてくれた。将来、医療系の進路を考えているのも、医療が弟を救ってくれたことが理由らしい。
本人なりに模索し迷いながらもイエス様に出会うことができクリスチャンとなった。本人の迷いは、2018年、当時住んでいた広島県地方を襲った西日本豪雨災害のこと。毎日地元の復旧ボランティアに出かける父親に同行して食品や水の配布を手伝っていた。小学6年生ながら色々と思うところがあった様だ。
愛の神様が何故この様な災害を許されるのか?
これが最大の理由だった。このことについて何度も長男から質問された。キリスト教書籍に書いてある一般的な事は説明したが、正直なところ父親もよく分かっていない。だから長男も毎回釈然としない思いで涙を流していた。
神様の教育でこの子が人様のことを思いやれる子として成長できていることを心から感謝している。
母
長男の誕生日であるがずっと妻のことを考えていた。妻としてはいささかきつめのところもあるが、母親としては捨て身で子どもたちを育てている。常識、世間体みたいなものが邪魔をして自分ははっきりとものを言うことが苦手である。しかし母親は違う。不躾なこと、非常識なことも子どものためなら何でも言って交渉する。
そんな妻の言動を恥ずかしいと思うことが何度もあったが、結果的にそれによって子どもが守られる。子どもにばかりお金を使い、自分は破れた洋服を縫って着ている。夫に対するあたりは強いが子どもに対していつも愛情いっぱいで接している。本当に素晴らしいと思う。
長男の誕生日だが妻に対する感謝を伝えてみようと思う。
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