ダニエル書1章

聖書本文

現在、ダニエル書を勉強している。ダニエル書は黙示録と並びいろいろな解釈が存在する箇所であるが自分が学んでいることを覚書としてここに記しておこうと思う。

まずはダニエル書1章の本文。

聖書を既に読んでいる方は次の見出しから読んでいただけたらと思う。

「ユダの王エホヤキムの治世の第三年にバビロンの王ネブカデネザルはエルサレムにきて、これを攻め囲んだ。 主はユダの王エホヤキムと、神の宮の器具の一部とを、彼の手にわたされたので、彼はこれをシナルの地の自分の神の宮に携えゆき、その器具を自分の神の蔵に納めた。 時に王は宦官の長アシペナズに、イスラエルの人々の中から、王の血統の者と、貴族たる者数人とを、連れて来るように命じた。 すなわち身に傷がなく、容姿が美しく、すべての知恵にさとく、知識があって、思慮深く、王の宮に仕えるに足る若者を連れてこさせ、これにカルデヤびとの文学と言語とを学ばせようとした。 そして王は王の食べる食物と、王の飲む酒の中から、日々の分を彼らに与えて、三年のあいだ彼らを養い育て、その後、彼らをして王の前に、はべらせようとした。 彼らのうちに、ユダの部族のダニエル、ハナニヤ、ミシャエル、アザリヤがあった。 宦官の長は彼らに名を与えて、ダニエルをベルテシャザルと名づけ、ハナニヤをシャデラクと名づけ、ミシャエルをメシャクと名づけ、アザリヤをアベデネゴと名づけた。 ダニエルは王の食物と、王の飲む酒とをもって、自分を汚すまいと、心に思い定めたので、自分を汚させることのないように、宦官の長に求めた。 神はダニエルをして、宦官の長の前に、恵みとあわれみとを得させられたので、 宦官の長はダニエルに言った、「わが主なる王は、あなたがたの食べ物と、飲み物とを定められたので、わたしはあなたがたの健康の状態が、同年輩の若者たちよりも悪いと、王が見られることを恐れるのです。そうすればあなたがたのために、わたしのこうべが、王の前に危くなるでしょう」。 そこでダニエルは宦官の長がダニエル、ハナニヤ、ミシャエルおよびアザリヤの上に立てた家令に言った、 「どうぞ、しもべらを十日の間ためしてください。わたしたちにただ野菜を与えて食べさせ、水を飲ませ、 そしてわたしたちの顔色と、王の食物を食べる若者の顔色とをくらべて見て、あなたの見るところにしたがって、しもべらを扱ってください」。 家令はこの事について彼らの言うところを聞きいれ、十日の間、彼らをためした。 十日の終りになってみると、彼らの顔色は王の食物を食べたすべての若者よりも美しく、また肉も肥え太っていた。 それで家令は彼らの食物と、彼らの飲むべき酒とを除いて、彼らに野菜を与えた。 この四人の者には、神は知識を与え、すべての文学と知恵にさとい者とされた。ダニエルはまたすべての幻と夢とを理解した。 さて、王が命じたところの若者を召し入れるまでの日数が過ぎたので、宦官の長は彼らをネブカデネザルの前に連れていった。 王が彼らと語ってみると、彼らすべての中にはダニエル、ハナニヤ、ミシャエル、アザリヤにならぶ者がなかったので、彼らは王の前にはべることとなった。 王が彼らにさまざまの事を尋ねてみると、彼らは知恵と理解において、全国の博士、法術士にまさること十倍であった。 ダニエルはクロス王の元年まで仕えていた。」

ダニエル書 1:1-21 口語訳

「In the third year of the reign of Jehoiakim king of Judah, Nebuchadnezzar king of Babylon came to Jerusalem and besieged it. And the Lord gave Jehoiakim king of Judah into his hand, with some of the vessels of the house of God. And he brought them to the land of Shinar, to the house of his god, and placed the vessels in the treasury of his god. Then the king commanded Ashpenaz, his chief eunuch, to bring some of the people of Israel, both of the royal family and of the nobility, youths without blemish, of good appearance and skillful in all wisdom, endowed with knowledge, understanding learning, and competent to stand in the king’s palace, and to teach them the literature and language of the Chaldeans. The king assigned them a daily portion of the food that the king ate, and of the wine that he drank. They were to be educated for three years, and at the end of that time they were to stand before the king. Among these were Daniel, Hananiah, Mishael, and Azariah of the tribe of Judah. And the chief of the eunuchs gave them names: Daniel he called Belteshazzar, Hananiah he called Shadrach, Mishael he called Meshach, and Azariah he called Abednego. But Daniel resolved that he would not defile himself with the king’s food, or with the wine that he drank. Therefore he asked the chief of the eunuchs to allow him not to defile himself. And God gave Daniel favor and compassion in the sight of the chief of the eunuchs, and the chief of the eunuchs said to Daniel, “I fear my lord the king, who assigned your food and your drink; for why should he see that you were in worse condition than the youths who are of your own age? So you would endanger my head with the king.” Then Daniel said to the steward whom the chief of the eunuchs had assigned over Daniel, Hananiah, Mishael, and Azariah, “Test your servants for ten days; let us be given vegetables to eat and water to drink. Then let our appearance and the appearance of the youths who eat the king’s food be observed by you, and deal with your servants according to what you see.” So he listened to them in this matter, and tested them for ten days. At the end of ten days it was seen that they were better in appearance and fatter in flesh than all the youths who ate the king’s food. So the steward took away their food and the wine they were to drink, and gave them vegetables. As for these four youths, God gave them learning and skill in all literature and wisdom, and Daniel had understanding in all visions and dreams. At the end of the time, when the king had commanded that they should be brought in, the chief of the eunuchs brought them in before Nebuchadnezzar. And the king spoke with them, and among all of them none was found like Daniel, Hananiah, Mishael, and Azariah. Therefore they stood before the king. And in every matter of wisdom and understanding about which the king inquired of them, he found them ten times better than all the magicians and enchanters that were in all his kingdom. And Daniel was there until the first year of King Cyrus.」

Daniel 1:1-21 ESV

歴史的背景

イスラエルが南北に分かれ、南ユダ王国がエホヤキム王の時代。B.C.605年に第一次バビロン捕囚がありユダの人々が捕囚としてバビロンに連れていかれた。この時、バビロンの国政に携わらせようと優秀な若者も捕囚として連行された。その中にダニエルとその友人3名が含まれていた。

足掛け3年に渡るバビロンでの教育で、カルデアの文学や言語を始めアッカド語やシュメール語などを学んだ。また文学や占星術や易、そしてバビロンが発祥となった60進法を始めとするありとあらゆる文化を学んだ。

ダニエルと共に捕囚となった3人の友人はハナニヤ、ミシャエル、アザリヤという名前だった。しかしバビロンの名前に改名させられる。

・ダニエル(神は私の裁判官)→ベルテシャザル(ベル神は彼の命を守る)

・ハナニヤ(エホバは恵み深い)→シャデラク(アク神の命令)

・ミシャエル(誰が神の様なものか)→メシャク(アク神であるものは誰か)

・アザリヤ(ヤーウェは助けられる)→アベデネゴ(ネボ神の僕)

彼らは王と同じものを飲食する様命じられた。

ダニエルたちの反応

ダニエルと3名の友人は王の命令に従いながらも自分たちの信仰に反することは決して容認しなかった。例えば、彼らに与えられた食事と酒は1度バビロンの神(偶像)に捧げられたものなのでそれを口にすることはできないと断る。

給仕役も王様の命令なので困ってしまうが、ダニエルたちはひとつの提案をする。

自分たちを水と野菜だけで10日間生活させて欲しい。万が一自分たちが他の青年たちよりも健康的に弱っている様ならば給仕役のいう通りにする、という提案だった。

不承不承この提案を受け入れるが、結果的には野菜だけを食べていたダニエルと3人の若者の方が他の青年に比べて健康体だった。このことがきっかけでその後肉食を強要されることはなかった。

勿論ダニエルたちは酒類も断っていた。神経系を麻痺させ脳細胞を損傷させ、タンパク質の生産能力を低下させ、更に白血球の機能を弱め抵抗力を下げる酒類を口にすることを拒んだ。

因みにレビ記11章及び申命記14章には食物規定について明確に述べている。

人に動物の肉を食べることを許されたのは、洪水後、地に植物がなかった時期だけであるがその時の規定が肉類に関しては蹄が分かれており反芻する動物は食べても良いとされた。また魚類についてもヒレと鱗のあるものが許された。つまり牛や羊は許されるが豚などは反芻しないため許されない。

長寿村

パキスタン北部のフンザ、黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス、南米のビルカバンバは世界の長寿村として知られている。彼らにはその生活様式に共通点がある。

山岳地帯に住み、日々身体を使って働いている。食物は未精白の穀物を主食に、豆と野菜を副食にして1日2000カロリーにも満たない食生活をしている。これらの村では寝たきりの人がいないという。色々な健康に関する情報があるが聖書の原則に則った食生活や生活様式が最も理にかなっている気がする。

ダニエルについて

ダニエルが最後に仕えた王様がペルシャのクロス王。クロス王の元年が537年。ダニエルが605年に捕囚となってバビロンに連行されたのが18歳の時だから537年にはダニエルは86歳になっていた。

ダニエルはバビロン王の第一補佐官として過ごした。B.C.539年、バビロンがメディアとペルシャの連合国に滅ぼされた後もペルシャを治める3名の総監のひとりとなった。

B.C.537年、クロス王は勅令を出しユダヤ人が70年間の捕囚生活を終えて帰国することを許可した。

これは預言者エレミヤの預言が成就したことになる。(エレミヤ29:10)

讃美歌Still

 

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