ユダヤ人を守られる神

エステルとモルデカイ

聖書通読はエステル記を6章読んだ後ヨブ記4章まで進んだ。ヨブ記は昨日も投稿した通り共感する部分が多いので自分の経験と重ねて読める気がしている。エステル記の後半は非常に痛快である。毎日、王宮の門で一人佇むモルデカイ、彼の養女であるエステルはアハシュエロス(クセルクセス)の王妃であり毎日モルデカイの指示を仰ぎながら同国民のためになることを考えていた。王の側近であるハマンは毎日自分に最敬礼しないモルデカイに腹を立て、彼がユダヤ人であることから同国民を滅ぼす計画を立てる。アハシュエロスをそそのかしユダヤ人は厄介者だから滅ぼしましょうと話を持ちかけるとアハシュエロスもそれをハマンに任せる形で了解してしまう。が、ここからが痛快なところ。結局ハマンがモルデカイを吊るそうと思って立てた木の棒に自分自身がつけられてしまい、自分が得られるだろうと思っていた王位に次ぐ最高権力をモルデカイに取られてしまう。そしてモルデカイ、エステルの同国民であるユダヤ人は守られ今でも守られている「プリムスの祭り」を祝うようになる。この祭りを調べてみると、ユダヤ人が救われたことを記念して仮装することが伝統らしい。酒に酔うことも許され、何となくグロテスクだが「ハマンの耳」というお菓子を食べるそうだ。いずれにしても神様は色々な人を通して、またいろいろな方法によってユダヤ人を守ってこられた歴史を垣間見ることができた。

温泉

今日は久しぶりに休みをいただいた。毎週金曜日が休みになるのだが、このところ少しの時間出勤しなくてはならないことが続いており完全に休みになったのは久しぶりだった。昨日から関東でも積雪が観測されたと報道されているが、何故か青森は昨日そして今日と暖かい。車の温度計によると日中3℃まで上がっていた。0℃よりも上がるのは珍しい。おかげさまで道路もアスファルトが見える状況だったので、2ヶ月ぶりに温泉に行くことにした。安息日になるので午後一で出かけ夕方になる前に戻ってこようと近くの温泉に行ってみた。が、ここが男湯のみ工事ということで入れなかった。因みに近所に温泉は沢山ある。サウナや露天風呂を完備したところもあれば昔ながらのお風呂屋さんもある。車で15分圏内には恐らく20箇所以上あると思う。その中で自分がよく行くのは6箇所ぐらい。今日、工事で入れなかったところは一番よく行く温泉だがその近くに、およそ一年前に自分が青森に来てすぐに行った温泉がある。思い立ってそこに行くことにした。2021年の4月に来て以来である。「懐かしいな」と思いながら入ってみた。思い出した。ここの露天風呂は正面に岩木山が見える。文字通り絶景である。岩木山を眺めながらしばらく考えていた。この1年のことを。

青森に来て、悲しいことや寂しいこと、生きることに疲れたことや涙を流して必死に祈ったこと、いろいろなことが思い出された。ほとんどの時間を俯いて過ごしてしまったことも思い出された。今も肩を落として生活しているが、この一年に捧げられた祈りの多くが叶えられていたことにも気付かされた。

教員仲間の一人が念願の赤ちゃんを授かるも死産で打ちのめされてしまった。彼ら夫婦のために必死に祈った。そして秋口に彼らのご家庭に赤ちゃんが与えられたことを知らされ心から感謝した。母が病に倒れ続いて父も腸閉塞で入院してしまった。認知症がどんどん酷くなる母のことが心配でどうしたら良いのか本当に分からなくなってしまった。何度も実家に帰省したが、結局二人とも低空飛行とはいえ今も命が支えられている。子どもたちの健康が支えられ、多くの心の傷を負ってしまったが今も神様のお守りの中にいる。何度も何度も離婚を迫られ暴力と脅しに耐えながら、日々心が休まらない状況だが今も離婚はしていないしお陰様でまだ生きている。そんなことをひとつひとつ思い出していたら、「何度も神様の存在を疑い、神様はこの祈りを聞いてくださらない、と嘆き悲しんできたけれど多くの祈りがその通りに聞かれていた。本当に神様は約束を守る真実な方だ」という気持ちにさせられた。

一点をみていると神様の存在を疑ってしまったり、日々助けてくださるという約束を信じられなかったりする。しかし、ある時間の流れの中で振り返っていると確かに神様が働いてくださっていたことがよくわかる。でも、本当は瞬間瞬間も神様を確認することはできるはずだが、今の自分は信仰が未熟なせいかそれができない。何れにしても神様のお守りを、今までの歩みを振り返ることで実感できる日だった。

聖書研究ガイド22年1期7課

 

宜しければこちらのクリックもお願いいたします
↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ
にほんブログ村

にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村


キリスト教ランキング


プロテスタントランキング


その他ランキング

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA