指令破壊

H3ロケット

ニュースでH3ロケットの打ち上げ失敗を知った。「指令破壊」と言う言葉に引っかかってしまい急に涙が出てきた。出身大学には宇宙センターがありその兼ね合いからか種子島にも就職できるチャンスがかつてはあった。今の事情はわからないが、自分が大学にいた頃は希望すれば物理学科から種子島に行くことはそれほど難しいことではなかった気がする。そんなこともあり種子島に対して少しだけ思い入れがある。毎回のロケット打ち上げについてはいつも関心を持っていただけに今回の打ち上げがうまくいかなかったことについてとても残念な気持ちでいる。しかし、悲しかったのは「ミッションを達成できる見込みが無いと判断され指令破壊を行なった」というアナウンスであった。

見込みが無いって・・・。

次世代

これまでの打ち上げ費用の半分程度で打ち上げられるH3ロケット。海外に発注するのではなく国産で全てを補えることは情報漏洩の観点からも好ましい。更にコストが安いことから国の内外を問わず、また公私の区別なく受注できるメリットもあり「宇宙産業」に関して世界に対して大きなアドバンテージにもなる。所謂次世代型ロケットが今回のH3ロケットである。

指令破壊

指令破壊の信号を送った方は勿論開発や作製に関わった方だと思う。自ら長い年月をかけて丹念に作ったものを自分で壊さなくてはならない無念さを考えると心が痛んだ。

イエス様が最後の場面で天国で一緒に暮らせない人たちを滅ぼさなくてはならない時って、今回の指令破壊をした人の気持ちにも通じるところがあるように思う。

何とか2段目のエンジンに点火できないものかと必死に見守りプログラムを送り続けるスタッフ。イエス様も回復の可能性を信じて、ただただ自己破壊装置のスイッチを押すことなくじっと信じ続けていてくれる。そのイエス様が、これ以上もうだめだと思って自己破壊に踏み切る時の気持ちを考えた。「こいつは良いやつだから救ってあげよう、こいつはダメだから・・」という閻魔大王のような印象は全く無いイエス様の愛を思っていたら涙が流れてきた。

【LIVE】H3ロケット初号機 打ち上げ@種子島宇宙センター

 

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