ハラン

2021年3月26日

ちょうど1年前の今日、広島市内で住んでいたアパートを引き払った。2020年4月末に住み慣れた広島の山奥から市内に引っ越した。次男が入院し続けた病院のそばにアパートを借りていた。丹那町というところで、次男のお世話になっていた病院から1km弱の距離である。3月26日は金曜日だった。病院やいつも散歩コースにしていた宇品の海岸やジムのあったイオンモールなどを一回りして市内を後にした。この時、退職の勧告は受けていたがその先には何もなかった。住むところも決まっていないし仕事もない状態である。どこをあたっても全部断られた。今考えると、神様がある方向に導こうとしておられたのだと思う。教員をしていた頃、リップサービスもあったと思うが関連の病院やその他の部門或いは教会外の業者さんから「うちで働いてくれませんか?」と打診されたことがあった。当時、自分は非常に傲慢な人間だったので「自分はどこにいってもやっていける」と思っていた。ところが、自分の状況が変わると、今までオファーをくれていたところが手のひらを返したように他所を向いてしまった。こちらからお願いしても「今コロナで・・・」などと色々な理由をつけて申し訳なさそうに断ってきた。結局青森に行くしか選択肢がなかったのだ。来てすぐに分かった。とんでもないところだということが。ここはまさしくバビロンだと確信し、すぐに脱出したいと心の底から思った。まともなところではない。クリスチャンの仮面を被ってとんでもないことをしている教会員、そして病院長。

あれから1年が経過したが、1年前とは少し状況が変わってきた。

頼るもの

1年前は仕事がなく住むところがなかった。それが自分を焦らせた。しかし、今は住むところがある。借家とはいえ家賃さえ払えば住み続けられる。これは1年前とは全く異なる。また仕事がある。胸を張れるような仕事ではないが、それでも収入があるので子どもの学費を支払うことができる。妻に生活費を送ることもできる。そして何よりも大きいのが、殆ど毎日のように次男と電話で話すことができる。次男との電話はおよそ半年前から始まった。本当に奇跡であった。これらがあるから何とか生活ができる。

今日、教会から帰ってきて他の教会のオンライン礼拝を視聴していたが、ある教会でアブラハムの信仰についてメッセージがなされていた。そしてメッセージの中で「あなたにとってのハランは何ですか?」と問いかけられた。即答はできなかったが、今自分が頼れるものは殆どない。が、1年前に比べたら少しある。やはり仕事、住むところ、そして子どもたちとの交流。神様以外に頼りにしているものといえばこんなところだろうか。
アブラハムはそれまでの安定した生活を捨て75歳でハランを出た。この先、約束の地であるカナンがどのような地なのか全くわからないまま、ただただ神様の招きであるという理由でそれまで頼っていたものを全て投げ出したのである。兄弟であるハラン(人の名前)をカルデアのウルで亡くし、その子であるロトを我が子のように可愛がり世話をしていた。そしてその甥であるロトも一緒にハランを出発したのである。アブラハムにとっては財産はそれほど大切なものでは無かったのか。確かに財産が多くなることで、我が子のように愛した甥のロトとも途中で別れなくてはいけなくなった。それにしても、住むところや仕事がないということは何と不安で惨めなことか。1年前の投稿を読んでその時の心境が今の自分に迫ってきた。

我々は信仰をもって神の前に行き、神は我々のために働いてくださる事を信じて、嘆願しなければならない。熱心な祈りのためにもっと時間をささげなければならない。幼子のように信頼する信仰を持って、天の父の前に行き全ての必要を申し上げるべきである。…「神よ、しかが谷川を慕いあえぐように、我が魂もあなたを慕いあえぐ。」天が与えてくれるはずの豊かな賜物を、もっと深い渇きを持って求める必要がある。
MS38,1905年

あなたの欠乏、喜び、悲しみ、心配、おそれを神の御前に留めておきなさい。・・・主は「いかに慈愛と哀れみに富んだかたであるか」。その愛の心は我々の悲しみを察知なさりそのことを口に出しただけでも同情を示されるのである。・・・我々の平和に関わることで小さすぎて主がお気づきにならないものはない。我々のどんなにくらい経験も、暗すぎておよみになれないと言うことはない。またどんな難問題でも神には解釈できないと言うことはない。
EGwhite Te 104

2022年3月26日 安息日礼拝〈ライブ〉

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