月
今日は中秋。今年は中秋が満月に重なるので、この記事を投稿したら月の写真を撮影しに行ってみようと考えている。職場の駐車場が比較的広くて好条件なのでそこで撮影してみようかと企んでいる。月は自転周期と公転周期が同じであるために、地球には同じ面しか見せていない。地球から言えば同じ面しか見せてもらっていないのである。その裏側がどのようになっているのかを知りたく旧ソビエト連邦の宇宙探査機ルナが1959年に打ち上げられ、3号が月の裏側の撮影に成功した。その10年後、米国はNASAのアポロ計画に乗り出し1969年月面着陸を成功させた。人類が初めて月面に降り立ったのは後にも先にもこのアポロ計画のみである。2018年には中国の「じょうが4号」が月の裏側に探査機の着陸を成功させた。384000kmと地球から一番近い衛星ではあるが、そのお隣の星でさえ未だに分からないことがたくさんある。ちなみにアポロ計画の後地球に月の石や砂を持ち帰ったが、自分が小学生の頃池袋にある東武百貨店でその展示をしていた。今でもあれが本物だったのか甚だ疑問である。
満月
ここ数年はできていないが、ダイビングが趣味でよく潜っていた。ポイントは毎回沖縄。慶良間諸島や慶良間諸島に向かう途中の無人島(チービシ)などが手軽なので好んで潜っていた。海に潜っていると自分の存在の小ささ、また自分の抱える問題の小ささに気づかされる。そして大自然の法則に従う生物たちの営みに心震える思いを何度もした。サンゴの白化現象が深刻な問題となって久しいが、このサンゴの産卵が必ず6月の大潮の日と決まっている。これは本当に不思議である。月、特に満月が地球や生態系に及ぼす影響がとても大きいことを感じさせられる。満月の日は出産が多くなる、と助産師さんから聞いたことがある。また自分の古くからの友人は満月になると豹変する。だから満月の日になると奥さんは友人に近づかないと言っていた。引力だけでは説明できない何かを天地創造の時に神様は組み込まれたのかも知れない。
人類の一歩
アポロ計画に参加した宇宙飛行士たちは、地球に帰還後人生の価値観が大きく変化したという。
・アポロ15号ジム・アーウィン
「宇宙飛行までは、私の信仰は人並み程度のものでした。それと同時に、神の存在に人並み程度の疑念も持っていました。しかし宇宙飛行によって、それらの懐疑は吹き飛びました。神がそこにいるということが如実に分かるのです。こんな精神的な内的変化に私自身も驚きました。その臨場感は知的認識を媒体にするのではなく、直接的な実感でした。私がそこにいて君がそこにいる。そんな感じでした。神に何を祈っても、神は無言です。それが当然であると私は考えていました。しかし、そのとき、確かに神が声を出して答えてくれるわけではないのですが、まるで超能力者同士のコミュニケーションのように、神がそこに在るのが分かり、パーソナルな関係の中で語り合ったのです。姿が見えないことの方がおかしくて、私は振り返って神の姿を探したほどでした。しかし神は超自然的にあまねく遍在しているのです」
・アポロ16号のチャーリー・デューク
「1978年4月、ハイウエイを走っているとき、突然私はイエスが神の子であり、神であるという確信が持てたのです。目的を持って創造されたものであり、その目的とは、あらゆる生命が神に仕えることだと考えるようになりました。それまでの私の人生はすべてなにかを『得る』ことを目的としてきましたが、それ以来、『与える』ことが私の人生の目的となりました」
・アポロ14号のエド・ミッチェル
「私は科学的真理と宗教的真理という二つの相克をかかえたまま宇宙に行きました。宇宙ではほとんど一瞬の内に、この長年悩み続けた問題の解決を見ました。人間はただの知的動物なのか、宇宙は物質の偶然の集合に過ぎないのか、我々はどこに行こうとしているのか、宇宙や人間は偶然に創生されたのか、そんな疑問であります。こんなああでもないこうでもないという考えていた疑問が、宇宙では、瞬間的に解決されました。問いがあり、答えがあるという二段階のプロセスがあったというより、すべてが一瞬でした。宗教学でいう神秘体験とはこういうことなのでしょう。瞬間的に真理を知ったという思いでした。
世界は有意味です。私も宇宙も偶然の産物ではない。すべての存在がそれぞれの役割を担っています。それぞれに神的プランが働いているのです。生命はその神的プランに従って進化しつつあるのです。個別的生命は全体の部分です。個別的生命が部分を成している全体がある。すべては一体です。一体である全体は、完璧であり、秩序づけられており、調和しており、愛に満ちている。この全体の中で、人間は神と一体なのです。自分も神の目論見に参与している一人なのです。
神とは、宇宙霊魂あるいは宇宙精神(コスミック・スピリット)であると言えます。宇宙知性(コスミック・インテリジェンス)とでも表現しましょうか。ともかくその大いなる思惟に従って進行しているプロセスがこの世界なのです。人間の思惟はそのスペクトラムに過ぎない。宇宙の本質は、物質ではなく、霊的知性であります。この本質がいわゆる神なのです。」
そして彼は最後に警告を発する。
「現実の人間はエゴの塊であり、様々のあさましい欲望、憎しみ、恐怖などにとらわれて生きています。自分のスピリチュアルな本質などはすっかり忘れて生きています。そして、総体としての人類は、まるで狂った豚の群れが暴走して、崖の上から飛び降りようとしているのも同然の行動をしています。それが集団自殺に等しい行動であると気付かないほどに愚かな状態なんです。」
アポロ15号のアーウィンはキリスト教伝道師となった。更にその活動に、アポロ15号のアル・ウォーデン、アポロ16号のチャーリー・デューク、スカイラブ4号のビル・ポーグなどが加わったという。
人類が月に降り立って残した第一歩よりもキリストがこの地上に残された足跡の方が遥かに尊い。
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