今も尚
聖霊の約束は一時代や一民族に限られたものではない。キリストは、 み霊の聖なる感化は世の終わりにいたるまで、キリストに従う者の上に あると宣言なさった。ペンテコステの日から現代にいたるまで主とその みわざに自分のすべてをささげてきた人々に、助け主が送られてきた。 キリストを個人的な救い主として受け入れたすべての者に、聖霊は助言 者、聖別する者、導き手、証人としてのぞんだ。信ずる者たちは、神に 密接につながって生活すればするほど、あがない主の愛と救いの恵みに ついて一層はっきりと力強くあかしした。幾世紀にもわたる長い迫害と 試練の時代に生きて、生涯、聖霊が豊かにとどまった人々は、この世に おけるしるしとなり、不思議となった。彼らは天使や人々の前で、人の 心を変えるあがないの愛の力をあらわしてきた。
患難から栄光へ 電子版p35 聖霊の働き
どんな時も
神のために献身した働き人がどんな場所にいようと、み霊は共に住ん でくださる。弟子たちに語られたことばは、同時にわれわれにも語られ ている。助け主は彼らのものであるばかりでなく、われわれのものであ る。どんな緊急の際でも、この世の憎しみのまっただ中にあっても、み 霊は、もがき、格闘している魂をささえる力をさずけられる。また彼らの失敗や誤りに気づかせてくださる。悲しみや苦しみの中で、 見通しは暗く、未来は難問題ばかりのように見える時、また、どうしよ うもない孤独感におそわれている時、こうした時こそ、聖霊は信仰の祈 りに答えて、心を慰めてくださるのである。
患難から栄光へ電子版p36 聖霊の働き
イエス様と聖霊様
キリストでさえこの地上でのご生涯に、毎日必要な恵みを神に求めら れたということは、献身的な働き人にとって、すばらしい慰めである。 神とのこの交わりから、イエスは力を受けて、人々を力づけ、祝福する ために出て行かれた。神のみ子が父の前にこうべをたれて祈っておられ る姿を見よ。イエスは、神のみ子であったが、祈りを通してご自分の信 仰を強め、天との交わりによって、悪に抵抗し、人類の必要に奉仕する 力をお受けになった。人類の長兄としてキリストは、弱さに取りまかれ、 罪と誘惑の世に住みながらなお、主に仕えたいと望む者たちの必要をご ぞんじである。また、主がつかわすにふさわしいと思っておられる使者 たちが、弱く過ちをおかしやすい人間であることもごぞんじである。し かし主の働きに全く献身するすべての人に、主は神からの援助を約束し ておられる。神に頼りきって、みわざに惜しみなく献身する信仰、この 信仰をもって神に熱心に、忍耐強く懇願すれば、罪との戦いにおいて聖 霊の助けを必ず受けることができる。このことを主ご自身の模範は保証している。患難から栄光へ電子版p40 聖霊の働き
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