HPVワクチン

WEB説明会

医師向けのセミナーやオンライン会議の準備をすることがある。数日前にもHPVワクチン接種のオンライン説明会を準備し院長先生に言われ自分も視聴していた。医療者向けのコンテンツなので素人が聞いても分からないところがたくさんあるが大まかなところは理解できた。

HPVとワクチン

HPVはひとつだと思っていたが説明によればおよそ100種類の型があるとのこと。この辺から全く知識がなかった。現在接種できる2価のワクチンはHPV16/18型に、4価のワクチンにはHPV16/18/6/11型に効果があるという。更に9価ワクチンは4価に加えて31/33/45/52/58型にも有効とのこと。

自分が高等学校で教頭をしていた頃、このワクチン接種が学校でも行われた。が、それからしばらくしてHPVワクチンの話はどこかに消えてしまった。あまり気に留めていなかったが、2013年の定期接種開始直後、副反応の症状が多数報告され同年に厚労省は定期接種の推奨を中止していた。

そして2020年に厚労省がある資料を出した。HPVワクチンの副反応は1万人あたり9人にとどまるとの内容だった。これを機に厚労省は積極的推奨に舵をきった。

質疑応答

自分が受講したWEB説明会は「副反応の心配はないから積極的にワクチン接種をしよう」という趣旨のものであるから質疑応答もそれなりの意見がだされた。特に印象に残っている医師の発言があった。

(某医師):意見というよりお願いだが、弘前管内である保健所職員がHPVワクチンに消極的で「できれば接種しないように」と訴えている事例がある。また弘前管内のある医師のところにワクチン接種を希望する母子がやってきたところ医師が「本当に接種するのか、情報を集めてきちんと判断したことなのか」と言い、もう一度よく考えてそれでも接種したいなら改めて来院してほしい、と言ったという。医療従事者や医療関係者がこのような姿勢では困る。どこの医院、あるいは保健所なのかを特定し厳しい指導をすべきだ。

HPV

15年ほど前になるが、自分の尊敬する方を子宮頸がんで亡くした。家族でお世話になった方であり心の底から悲しく辛い思いになった。なぜ予防できなかったのか。早期発見はできなかったのか、と何度も思った。また現在もこの病と戦っている知り合いがいる。絶対に完治してくださるようにと信仰をもって日々祈っている。

この病を撲滅しこの病で苦しむ人がいなくなるのならやはりワクチン接種は必要だと思う。

しかし、一方で行政の方向性やその方法、情報発信の段取りなどにはいささか問題も感じている。副反応が問題になればすぐに積極的推奨を取り下げその後何も情報発信がないまま、ある時点で急に「接種しない人は悪だ。接種反対の医療者は糾弾すべき」という方向に転じてしまうことには不安を感じる。若年層の健康を考えているのか、それとも政治的あるいは金銭的アドバンテージに目を向けているのかよく分からない。

この時代、溢れる情報の中で最良の道を選択することは非常に難しいことだと思う。また国も組織も、あるいは団体や教会も個人を守ってくれる時代ではなくなっている気がする。

現在、聖書の箴言を読んでいるが、神様に知恵を求めること以外に安全な道は無いことを度々教えられている。

主を恐れることは知恵のもとである、

聖なる者を知ることは、悟りである。

わたしによって、あなたの日は多くなり、

あなたの命の年は増す。

もしあなたに知恵があるならば、

あなた自身のために知恵があるのである。

もしあなたがあざけるならば、

あなたひとりがその責めを負うことになる。

箴言9:10-12

The Perfect wisdom of our god Over Flower

 

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