ヨセフ

最高の教育

今週、ヨセフの生涯を学び始めた。旧約聖書に登場する人物でヤコブの子である。年寄り子だったこともありあからさまなな寵愛をうけて育つが当然兄たちは面白く無い。ヨセフが見た夢が引き金となり兄たちから殺されそうになる。が、寸でのところで命が守られエジプトに奴隷として売られた。が、彼の誠実さと信仰、何よりも神の特別なお守りと恵みによりエジプトの総理大臣になる。イスラエルを襲った飢饉に備えたことで父親ヤコブや自分を殺そうとまで考えた兄たちを助ける。そのようなヨセフであるがその生涯から多くのことを学ばせてもらっている。

ヨセフとダニエルは、ちょうど子供からおとなになる年ごろに、家庭を離れて捕われの身として異教の国へつれて行かれた。ことにヨセフは、大きな運命の変化をともなった数々の試練に会ったのであった。彼は少年時代を父のひざもとに愛されて育ち、ポテパルの家にあっては奴隷となり、やがて主人の信任を得てその友となり、学問と観察と人々との接触によって教養を身につけた家宰いえつかさとなり、無実の罪をうけて弁明の自由も赦免の望みもなく国家の罪人としてパロの牢獄につながれたが、非常な危機に際して国民の指導者として召し出されたのであった。そうした中にあって、彼に誠実な心を持ち続けさせたのは何であったろうか。
「教育」電子版p36 (歴史に見られる模範的教育)

権力を得ても

ヨセフは色々な試練の中にあっても神様に忠実であり、全ての能力と才能が神様から与えられたものであることを決して忘れなかった。人が自分に栄光を帰すことをしないならば、神様はこの人をどこまでも信頼して祝福し続ける。ヨセフはポテパル(エジプトの近衛兵長)に信頼され彼の代理にもなるほどにまで出世するがパテパルの妻に誘惑される。が、決してその誘惑に負けないヨセフは却って陥れられ投獄されてしまう。忘れ去られたようにヨセフの牢獄生活は長く続くがその後パロの声がかかりその不可解な夢を解き明かすことで宰相の立場にまで上り詰める。薄っぺらい味方をするならば奴隷から宰相になるサクセスストーリーだが、彼は王に並ぶ権限を手中に収めながらも決しておごり高ぶることはなかった。ここにもヨセフの凄さが表れている。

高いところに立つ者はだれでも危険を免れることができない。ちょうどあらしが谷間の草花はそこなわずに、山頂の樹木を根こそぎ倒して通りすぎるように、激しい誘惑は社会の下層には目もくれずに成功と名誉の高い地位にある人々に向かって攻撃を加える。しかしヨセフは、逆境と繁栄の両面の試練に耐えた。彼はパロの宮殿にあっても、獄中にあったときと変わらない同じ誠実心を表わした。

ヨセフは、少年時代に、神を愛しおそれることを教えられた。シリヤの星空のもとに張られた天幕の中で、彼は父のヤコブから、ベテルの夜の異象、天と地の間にかけられたはしごやそれを上り降りしていた天使たちや天のみ座からご自身をヤコブに表わした神についての物語をきかされた。父がヤボクの河畔で格闘したあげく、心の中に宿っていた罪を絶ったときに勝利者となり、「神と共なる君」という称号をうけた物語もきかされた。羊飼いの少年として、父の羊の群れの見張りをしていたヨセフの純朴な生活は、彼に体力と知力の発達をもたらした。ヨセフは、自然を通して神と交わり、聖なる委託物として父から子へ伝えられたとうとい真理を学んで、堅実な精神と確固たる原則を身につけた。ヨセフが、人生の危機に面したとき、すなわち子供時代をすごしたカナンのわが家から、奴隷の運命が待ちうけているエジプトへの恐ろしい旅の途中に、肉親の住む天幕のかくれた山々を見納めたときに、かれは父ヤコブの神を心に覚えていた。少年時代の教訓を思い出し、真実な人間になって、どんなときにも天の王の臣下としてふさわしい行動をとらなければならないと決心したときに彼の魂は感動した。

ヨセフがパロの宮殿に召された当時のエジプトは、世界で最もすぐれた国家であった。文化に芸術に、学問に、エジプトは比類のない存在であった。最も困難な、そして危険な時期に、ヨセフはこの王国の政務をとり、しかも彼の施政は、王国と人民の信頼をかち得た。パロは彼を「その家のつかさとしてその所有をことごとくつかさどらせ、その心のままに君たちを教えさせ、長老たちに知恵を授けさせた」とある。霊感の言葉はヨセフの一生の秘訣をわれわれの前に示している。ヤコブは、子供たちに与えた祝福の中で、最愛の子ヨセフについて、天来の力と美に満ちた言葉でこう語っている。

「ヨセフは実を結ぶ若木、
泉のほとりの実を結ぶ若木。
その枝は、かきねを越えるであろう。
射る者は彼を激しく攻め、
彼を射、彼をいたく悩ました。
しかし彼の弓はなお強く、
彼の腕は素早い。
これはヤコブの全能者の手により、
イスラエルの岩なる牧者の名により、
あなたを助ける父の神により、
また上なる天の祝福、
下に横たわる淵の祝福、
乳ぶさと胎の祝福をもって、
あなたを恵まれる全能者による。
あなたの父の祝福は永遠の山の祝福にまさり、
永久の丘の賜物にまさる。
これらの祝福はヨセフのかしらに帰し、
その兄弟たちの君たる者の頭の頂
に帰する。」

神への忠誠、目に見えない神への信仰が、ヨセフの錨であった。ここに彼の能力がかくされていた。「かれの手の力は、ヤコブの神の大いなるみ手によって強くされた。」

「教育」電子版p37,38(歴史に見られる模範的教育)

聖書研究ガイド22年2期11課

宜しければこちらのクリックもお願いいたします
↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ
にほんブログ村

にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村


キリスト教ランキング


プロテスタントランキング


その他ランキング

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA