ユダ

会計係

今朝読んだ書物に愕然とした。イエスキリストを銀30シェケルで売り渡した「イスカリオテのユダ」のことが書かれた部分を読んだ。「カリオテ」出身のユダ。イエスを裏切った悪い人、と印象付けられている。反面教師、ユダのようにはならないようにしないといけないと自戒する。イエス一行の会計係として信頼もされていた。また、イエスにどこまでも着いていきたいと信仰を表明する場面もある。しかし、ユダはイエス様を裏切ってしまった。

ユダは生れつき金銭欲が強かったが、しかしかならずしもこのような 行為をするほど堕落しきっていたわけではなかった。貪欲という悪い精 神を育てたので、ついにはそれが彼の生活の支配力となっていた。富に 対する愛着は、キリストに対する愛よりも比重が大きかった。1つの悪 徳のとりことなることによって、彼はサタンに身をまかせ、どこまでも 罪の深みに落ちこんで行ったのであった。
各時代の希望電子版 p757  ユダ

ユダは弟子たちから非常に尊敬され、彼らに対して大きな影響力を持 っていた。彼自身も自分の資格を高く評価し、兄弟たちが判断力におい ても能力においても自分よりずっと劣っているとみなしていた。この人 たちは機会を見てそのチャンスを利用することのできない人たちだと、 彼は考えた。見通しのきかないこんな人たちを指導者にしていたら教会 は決して繁栄しないだろうと、考えた。ペテロは、衝動的で、前後の考 えなく行動する人間だった。ヨハネは、キリストの口から出る真理を大 事にしているが、ユダから見れば金のやりくりはへただった。マタイは、 自分の受けた訓練から万事に正確でなければならないことを教えられて いたので、正直という点に非常にやかましかった。そしてユダからみれ ば、彼はたえずキリストのみことばを瞑想し、それに心を奪われていた ので、抜け目なく先のことまで考えなくてはならない事業をまかせるこ とはできなかった。このようにユダは弟子たちを全部かぞえあげてみて、 もし事務的な才能のある自分がいなかったら、教会はしばしば困難と混 乱に陥るだろうとうぬぼれた。ユダは自分がだれにもだまされない有能 な人間であると考えた。彼は自分こそみわざにとって誉れとなるべき人 間であると自己評価し、いつもそのように言いふらしていた。
各時代の希望電子版 pp758 ユダ

ユダは自分自身の品性の弱さに盲目だったので、キリストは、ユダが 自分の欠点に気づいて直す機会のある立場に彼を置かれた。弟子たちの 会計係として、彼はこの小さな群れの必要に備え、また貧しい人々が困 っているのを助ける立場に召された。過越の部屋でイエスがユダに「し ようとしていることを、今すぐするがよい」と言われた時、弟子たちは、 イエスが食事に必要なものを買うように命じられたか、あるいは貧しい 人々に何かやるように命じられたものと思った(ヨハネ 13:27)。ほ かの人たちに仕えることによって、ユダは無我の精神を養うことができ たのだった。しかしユダは、毎日キリストの教訓を聞き、その無我の生 活を目に見ながら、貪欲な性質をほしいままにしていた。彼の手に渡さ れるわずかな金銭がたえず誘惑となった。キリストのためにすこしばか り奉仕したり、宗教的な目的のために時間をささげたりすると、彼はし ばしばそのとぼしい資金の中から自分自身に支払った。彼自身の目には、 そうした口実が自分の行為の言いわけになった。だが神の御目には、彼 は泥棒であった。
各時代の希望電子版 p759  ユダ

イエス様の愛

ユダは、こんどはイエスの足下に身を投げて、イエスが神のみ子であ ることを告白し、どうかご自分を救ってくださるようにと嘆願した。救 い主はご自分を裏切った者を責められなかった。主はユダが悔い改めて いないことを知っておられた。彼の告白は不義の魂に迫られ、自分の罪 についての自覚とさばきを恐れる思いから出たものであった。彼は自分 が罪のない神のみ子を売り渡し、イスラエルの聖者をこばんだことにつ いて、心の底からの深い悲しみを感じていなかった。しかしイエスは、 非難のことばを出されなかった。主は、あわれみをもってユダをごらん になり、この時のためにわたしは世にきたのだと言われた。各時代の希望電子版 p764  ユダ

自分と同じ

裁判が終りに近づくと、ユダは罪を犯した良心の苛責(かしゃく)に耐 えられなくなった。突然しゃがれ声が法廷にひびき渡り、すべての人々 の心に恐怖の戦慄(せんりつ)を与えた。ああ、カヤパよ、その人に罪は ありません。助けてやってください。その時、背の高いユダの姿が、びっくりした人々の中を突進して行く のが見られた。彼の顔は青ざめ、やつれ果て、そのひたいには大粒の汗 が吹き出していた。彼は裁判長の席に走りよると、主を売り渡した代価 である銀30枚を大祭司の前に投げた。そして、カヤパの衣を力いっぱ いにつかみながら、イエスは死に値するようなことは何もしなかったの だと断言して、その釈放を嘆願した。カヤパは怒ってユダを払いのけた が、混乱してしまって何と言ってよいかわからなかった。祭司たちの不 信行為がばくろされた。彼らがこの弟子を買収して主を裏切らせたこと が明らかとなった。
各時代の希望電子版 p764  ユダ

ユダは自分の嘆願がむだなことを知ると、もうだめだ、もうだめだと 叫びながら法廷から走り出た。彼はイエスが十字架につけられるのを見 ながら生きてはいられない気がした。そして絶望のあまり、出て行って 自ら首をつって死んだ。
その同じ日の遅くに、ピラトの法廷からカルバリーへの途中、イエス を十字架の処刑場へ引っ張って行く邪悪な群衆の喚声と嘲笑がとだえた。 人目につかない寂しい場所を通り過ぎた時、彼らは枯れた木の根もとに ユダの死体を見たのである。それは目をそむけたくなるような光景であ った。ユダが木につるして首をつったひもは、からだの重みで切れてい た。彼のからだは落ちて無惨につぶれ、犬どもがいまそれをむさぼり食 べていた。彼の遺体はすぐ目に見えないところに埋められた。群衆の間 にはあざけりが少なくなり、多くの青ざめた顔が内心の思いをあらわし ていた。イエスの血について罪を犯した人たちの上に、すでに報いがお とずれているようにみえた。
各時代の希望電子版 p765  ユダ

反面教師と思っていたユダがまるで自分であるかのように思えた。朝から書物を読んで愕然としたが、自分の罪深さと無力に目を向けることができた。

39 Paul Inae【私と俺と神様】

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