第一牧志公設市場

公設市場の思い出

ダイビングをはじめてから沖縄を年に数回訪問するようになった。減圧症のリスク軽減のため自分が所属する団体の規定では最後のダイブから24時間あけて飛行機に乗ることが推奨されている。到着日、出発日、そして休養日を入れると沖縄滞在が3日では1日しか潜れない。慶良間諸島まで行くには厳しいのでいつも1週間ほどウイークリーマンションなど滞在するのが常だった。その時に好んで行っていたのが国際通りから入った平和通り、そして公設市場である。東京のアメ横にも似てりこの雰囲気がすごく好きで、いつも国際通りを素通りして平和通りに入る。沖縄を訪問するようになって間もない頃、チラガーなるものが売られていて驚いた。豚の顔である。こういうものが食用になっている。その他イラブと言われるウミヘビ(猛毒)も売られている。ちなみに沖縄の伝統的な料理の多くに肉(豚、羊、山羊など)が使われるので自分には食べられない。一度義理の父に沖縄料理の店に連れて行ってもらったがメニューが6種類ぐらいしかなく全てが食べられないものばかりでとても苦労した。また家庭訪問をしたい際、「先生がわざわざ来てくれる」ということでお正月やお祝い事などに提供される「中身汁」が出された時には本当に脂汗をかいた。とにかく沖縄の食文化が合わない。しかし市場は大好きでよく出かけていた。マチグヮーと呼ばれ庶民に親しまれている。1階のフローアで魚を買えば2階の食堂で調理してくれる。別にわざわざ買って持ち込まなくても食堂に行けば全てが提供されるのだが、面白いので何度かやってみたことがある。懐かしい公設市場の思い出である。

改修工事

2019年から公設市場の改修工事が始まった。2019年の夏以降、年に数回訪れていた沖縄にも全く来なくなった。今回が3年振りであるが、公設市場がリニューアルしていた。調べてみると先月リニューアルオープンを果たしたばかりとのこと。昨日、用があったので立ち寄ってみたが以前の活気が戻っていた気がする。昔、よく行っていたお店もあり25年前にタイムスリップした気がした。公設市場周辺には気に入っている三線のお店(というより工場)もあり公設市場周辺には何時間いても飽きない。久しぶりに懐かしい時間を過ごすことができた。

お店の変遷

前述の通り、沖縄の郷土料理には苦手なものが多いがそれでも沖縄の食文化は素晴らしいと思っている。しかし、ここ20年ぐらいで徐々にお店の雰囲気もずいぶん変化してきた。内地のチェーン店がとても多くなった。直ぐ近くには「はま寿司」がある。少し行けばスシローもある。記憶違いかもしれないが、以前沖縄には回転寿しなるものが無かった。北谷にマリンポリスという名前だったか、1件だけ回転寿し屋さんがあったのを覚えているがそれ以外は見かけたことがなかった。沖縄は居酒屋と食堂の境界線があまりはっきりしていなかった。だから夜中の居酒屋に小学生がいてもあまり違和感がなかった。しかし、今は内地のチェーン店が多く入り込んでいるので少し沖縄らしさが失われてきた印象がある。沖縄の文化と自然を大切にする気持ちを忘れないようにしたい。

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