凍結
昨晩、実家から戻ってきたのが午後8時過ぎ。2日家を空けたので駐車場と車が大変なことになっていた。駐車場は3台が止められるようになっているが自分はその真ん中を借りている。両脇は融雪設備が備えられているようで豪雪時も駐車スペースに雪が残ることはない。自分のスペースはその設備がないので全く別世界になる。だからこまめに雪かきをしないと車が雪に埋まってしまうのだ。昨晩帰ってきたときも自分の駐車スペースだけとんでもない量の積雪だったので家に入る前に雪かきをした。かなりの量だったので1時間ほどかかった。夜9時過ぎにやっと終えて家に入った。荷物を片付けたのち、雪かきをして汗をかいたのでお風呂に入ろうとした。湯船にお湯はりをしようとして気づいた。お湯が出ない。うっかり水抜きをしないで出かけてしまったので凍結してしまったようだ。少しバーナーで炙ったり、ファンヒーターをつけて部屋を暖めたりしたが全く効果なし。仕方なく買い置きしていた2ルットルの水を使いながらなんとかしのいだ。青森に来る前にも寒冷地に住んでいたので、水抜きはやらなくてはいけないと意識していたが何故か忘れてしまった。
そして今朝も勿論水は出ない。ペットボトルの水を沸かして「しょうが湯」を飲んで出勤した。このまま出なかったらどうしよう?最低でも三ヶ日は業者さんも対応してくれないかな?などと不安な気持ちになった。
水
仕事中に気づいたのだが、屋根から雪解け水が落ちていた。雪が溶けている。風があり体感温度はそれほど暖かいとは思わなかったが+4℃まで上がっていた。もしかしたら、と思い休憩時間にアパートに戻り蛇口を開けてみた。出た。水がでた。本当に嬉しかったしホッとした。無駄にしてはいけないと思いながらもまた凍ってはいけないのでしばらく出しっぱなしにしていた。
井戸
イサクがアビメレクと妻リベカのことでぎくしゃくした関係に陥った際、またその後イサクの一族が力を増してきたのでその土地から出て言って欲しい言われた。イサクはゲラルで井戸を掘り当てるもゲラルの農夫たちと井戸を巡って争い結局その井戸を手放さなくてはならなかった。別の土地で井戸を掘り当てたがこれもまた争いの元となりその地を離れた。井戸は大切な命の糧であり水を求めて多くの人たちが戦った。イスラエルを旅行した時にもやはり水の大切さを思い知らされた。日本のようにタダで水がでてくる飲食店などない。どこもまず店に入ったら水を注文する。そしてコーラなどのソフトドリンクよりも水の方が高価である。
昔覚えたフォークダンスに「マイムマイム」なるものがあったが、これもイスラエルの民族が水を求めて井戸を掘り水にたどり着いた時の歓喜を表した踊りである。「マイム(ヘブル語)」は「水」、そして「ミィマイムベサソン」は「水が出て嬉しい」という意味だそうだ。
今日、蛇口から水が出てきた時、まさに「ミィマイムベサソン」という気持ちになった。
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