友との語らい
今日は朝から引越しに関する事で動き回っていた。まずはタイヤの処分。今履いているタイヤの他に8本のタイヤがあるのでそれらを地元の車屋さんにお願いして処分してもらいに言った。その後今度はバイクの名義変更。このバイクはかなり思い入れのあるバイクで中古で買ったから15年以上乗っているスーパーカブだ。塗装なども変えてダブルシートに付け替えボアアップもしてかなり充実した内容になっているが引越しなので手放すことにした。まだ貰い手は見つからないがとりあえず今日は廃車の手続きをして来た。その後、引っ越しの荷物の中で人のあげる家財道具などを友人に手伝ってもらって運び出した。そのあと退職金や車の保険、確定拠出年金などの説明を受けに学校の事務所に行った。家の中の片付けが殆ど出来ない1日ではあったが充実はしていた。中でも家財道具の搬出を手伝ってくれた友人と夕食を一緒にした。彼がいろいろな話をしてくれたので学校の情報や今後の方向性などもよく理解できた。そして彼が新年度から新しい役職に就くことを聞かされた。全寮制の学校なので寮には「舎監」という先生がいるが彼は新年度からその舎監のリーダーである舎監長をするとのこと。彼はその重責に押し潰されそうだと落ち込んでいた。しかし、自分には彼ならできると思っているし適任だとも思っている。彼がどうしたらうまくやっていけるかを聞いて来たのでいくつかの質問に答えた。
他の同僚と
舎監チームとどのように関わることが舎監長として大切なのかを聞かれた。自分にそのようなことが分かる訳もないが教頭時代のことを思い出してアドバイスをした。その一つはとにかく同僚を信頼すること。舎監長は、舎監の目を頼りに生徒を見ること。自分から全ての生徒を見ようとしたら本来の仕事ができなくなってしまう。本来の仕事は舎監スタッフに気持ち良く働いてもらい、彼らを信頼し切ること。そして彼らを常に励ますこと。これが舎監長の仕事であることを伝えた。舎監全員で話し合う「舎監会議」では誰かに恥をかかせるような注意をしないこと。個人的な場所、当該の舎監スタッフと二人だけになる場所で注意をしたり励ましたり褒めることを伝えた。とにかく舎監が前向きに働いてくれれば生徒がハッピーになれる訳だから、生徒のために舎監長は舎監スタッフを大切にすることが大事であると話した。友人もなるほどと言いながら聞いていた。舎監スタッフに毎日LINEなどでメッセージを送り励ますことを強く勧めた。表情の冴えないスタッフには「何か困ったことがあったら何でも相談してね」と優しく声をかけるように勧めた。
最も大切なこと
しかし、これらは小手先のこと。本当に大切なことは何か。現在学んでいるダニエル書でいくつか痛感していることがある。その一つが「ダニエルは祈りの人である」ということだ。ダニエル書というと預言がメインになってしまうことが多い、しかしダニエル書が伝えているのはイエスキリストであるし、信仰者特に「祈る人」としてのダニエルである。ダニエルは王様の勅令に反してでも真の神様に祈ることを決してやめなかった。幻の解き明かしができることを真剣に祈り求めた。また、ユダヤの民のために真剣にとりなしの祈りを捧げた。常にダニエルの生活では祈りが中心になっているのである。このことを友人に話した。一番大切なことは小手先のことではなく、舎監スタッフを心から愛して彼らのために真剣に祈ること、そして何よりも大切なことは寮に住む全ての生徒の名前を一人一人あげて毎日祈り続けること。この祈りがなければ全寮制の寮など簡単に潰れてしまう。大きな問題が一つ起こればそれだけで寮は愚か学校そのものが潰れてしまうのである。だから祈って、祈って、祈り抜くことを彼に強く勧めた。夕食を終えて彼の自宅まで送った時「祈ってください」と彼が言って来た。彼のこれからの仕事、ご家族の祝福などを祈らせてもらった。祈りあえる友人がいることの幸せをしみじみと感じた。
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