洪水伝説

イエスの涙

聖書の中にイエス・キリストが泣かれる場面が何箇所かある。例えば友人ラザロが亡くなったとき。イエスはこのラザロを復活させられるがその前に涙を流された。また滅びゆくエルサレムを前にして泣かれた。神が魔法使いで自分が考えた通りに何でもできるとするならば嘆かわしい状況に対して泣く必要は無い。イエス・キリストは100%神であるがまた一方で100%人間であることが、この「泣く」という動詞から理解できる。あれほど救いたかったイスラエルの民がメシア(救い主)であるイエスを拒否したためその救いの対象が異邦人(イスラエル人以外の人間)にまで拡げられた。異邦人を救うこともイエスキリストの願いであったがイスラエルの人々を救うこともまた悲願であった。それまで奴隷生活をエジプトで送っていたイスラエルの民を救い出すためにモーセというリーダーを選出した。モーセとその兄アロンが初代リーダーとなって200万人とも言われる大群衆を導き約束の地、カナンまで逃れる。途中で色々なこと起こるがその都度神様はイスラエルの民を訓練し、許し、また裏切られるということを繰り返した。それでもイスラエルの民を何とか救いたく長く忍耐し続けた。イスラエルの民に対する特別な思い入れがあるからではない。アブラハムとの約束を果たすためである。この民を何とか救いたい、それが神様の御心なのだ。イエスの時代、即ちAD1世紀のユダヤ人も神様が与えたイエス・キリストという人物には懐疑的でそのメシア性を認めようとしなかった。何とかそれを理解できるようイエス・キリストも大変な努力をされるが多くの場合それが実を結ぶことはなかった。愛する民が滅びゆく現実にイエスは彼らを慈しみ、愛おしんで泣かれた。

ノアの箱舟

ノアという人物がいる。「ノアの洪水」或いは「ノアの方舟(はこぶね)」という言葉からノアという人物を知っている方も多いと思う。そのような名前の車があったように記憶している。ノアにはセム、ハム、ヤペテ、という3人の息子がいた。ある時神様はノアに方舟を作ることを命じるのである。そのころの人類は非常に乱れており特に不品行、不道徳がまかり通る時代だったので神に従わない人間を洪水で滅ぼすことを決めた。また神様が最初に創造された動物たちも種を超えて交わるようになり、天地創造の時に創られた動物以外の無秩序な交配によって生まれた生物がたくさんいた。これらを一掃するが神様に従う人間と、神様が最初に創られたオリジナルの動物は残したくノアに洪水から逃れるための手段として箱舟を作るように命じたのである。箱舟のサイズや作り方は神様が事細かに指示した。そのことは聖書に記録として残っている。ノアは指示通り木を切り出して方舟を作るが完成までに120年かかる。気の長い話である。その間、ノアは方舟を作るだけでなく人々に間も無く洪水でこの世が滅びること、この箱舟に乗りさえすれば神様によって守られ命を失うことはないと教えた。3人の子どもたちと協力して船を作りメッセージを伝え続けた。120年間も。実はこの時の人類はまだ雨というものを知らない。雨というものを体験したことがないからそれによって(実際には雨だけでなく地中からも水が沸いて洪水となる)洪水が起こるなど信じることができなかった。来る日も来る日もメッセージを伝え続けるノア家族に対して、彼らをバカにし罵声を浴びせる周囲の人々。昨日も雨なんて降らなかったから今日も降らない。そう思ったのかもしれない。しかし神の時は必ず来る。ある日色々なところから動物たちが整然と自ら動いて箱舟に入って来た。その様子に周囲の人も驚きながらも「まさか洪水なんて」と思った。そしてノアと3人の子ども、更にそれぞれの奥さんの合計8名が箱舟に入ると扉が閉められた。この扉はノアが中から閉めたのではない。神様が外から閉めたのである。そしてそれから40日間雨が降り続いた。結局箱舟の扉が閉められてから1年ほどで彼らは箱舟を出ることができた。新しい人類はこの8名からスタートするのである。

化石の問題

一応理科の教員免許を持っている立場から言わせてもらうと、化石は長い時間を掛けてできるものではない。よく化石のできる過程を説明する本に、まず生物が死んでその上に何百年、何千年という時間をかけてゆっくりと堆積物が積もることで化石ができると書いてあるが全くのナンセンスである。遺骸があればそれを食べる動物がいる。それを分解する生物がいる。堆積の途上で強風に晒されたり水に流されたりする。長い年月、同じ場所に生物の遺骸がそのままの状態を保ってそこにとどまり続けることは不可能なのである。化石ができる条件は非常に短時間にとてつもない大きな力(圧力)が加わることなのである。化石が色々な場所で見つかることからノアの洪水が局地的なものではなく地球規模の洪水であったことがわかる。以前、専門家の先生にご指導いただき米国に恐竜の化石を探しに行った経験がある。米国のグランドキャニオンやモニュメントバレーは洪水の水がひいたときに大地を削った跡だと説明された。世界のいたるところに洪水の爪痕が残っているのである。

現代版ノアの方舟

いよいよ終末が近づいていることが色々な観点で叫ばれる昨今、例えば南海トラフによる地震一つとっても大変な出来事が間も無く起こることは予想できる。しかし現実的にはそのために備えることはせいぜい家庭用の避難グッズ程度。聖書は明確に世の終わりを預言しているし、そこから逃れる唯一の道、「イエスキリストを信じる」という逃れの方法も教えている。しかし世の人々はこれには全く関心を示さない。日本に至ってはクリスチャン人口1%程度。イエスキリストはこの状況をどのように見ているだろうか。「日本人はやっぱりダメだな。でもアメリカ人やフィリピン人、韓国人はイエスを信じる人が多いから彼らがいるから良しとするか」と思っているだろうか。前述の通りイエスは泣かれる神である。愛する日本、日本人のために、彼らの滅びに対して泣いておられる。いかにして日本人にイエスキリストを伝えることができるのかと考える毎日であるが、もしもこの文章を読んでくださる方がいれば是非ともイエスキリストという人を知ってほしい。そのために聖書を読んでいただければ幸いである。聖書は安くても3000円程度、高価なものになると1万円以上する。しかし現代は聖書のアプリというものが存在する。幾つもあるので無料のものを是非ダウンロードして読んでいただきたい。色々な読書プランなどを組んでくれるプログラムもあるので個人的には「YouVersion」というアプリがおすすめである。日本語訳にもいくつか種類がある。新共同訳、口語訳、リビングバイブルなどがある。わかりやすいのはリビングバイブルかもしれない。また英語版もダウンロードできるようになっているので是非試していただきたい。聖書に親しんで、あなたのことを心から愛しあなたが滅んでしまうことに心からの涙を流す神様に出会っていただきたい。

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