誰が偉いわけでもないのに

目次
  1. 偉い人

やはり痛みが激しく一向に改善傾向が無いと苦しみ続ける母。遠く離れて祈ることしかできないが、祈れば涙が流れてくる。何故この歳でまだ苦しまないといけないのだろう。自分のような心配をかける子どものことで心を痛めるだけで辛いのに、更に追い討ちをかけるように頭痛と眼底の痛み。今日は姉が病院に連れて行ってくれたはずだがまだ連絡がない。入院になったのだろうか?不安になる。

母のことをずっと祈りながら、今回帰省した際に何故か母が何度も口にしていた言葉を思い出した。「誰が偉いわけでもないのに」。これを何度も繰り返していた。私に対して「謙虚になりなさい」と言っていたのだろうか。「へりくだって周りの人と仲良くしなさい」と教えたかったのだろうか。

弟子たちはこの「誰が偉い」問題にいつも興味があったようだ。最後の晩餐の場面でもこのことが話題になった。確かに、重要な場面で何故かペテロ、ヤコブ、ヨハネの名前が登場することが多い。使徒たちの間でもやっかみのようなものがあったのだろうか。

「それから、自分たちの中でだれがいちばん偉いだろうかと言って、争論が彼らの間に、起った。

非常に重要な場面にいることを知っている後世の私たちには非常に滑稽なやりとりである。「そんな話題で論争して、今がどういう時かわかっていますか?」と言いたくなってしまう。しかしこの場面でイエス様は使徒たちを優しく諭すように、しかし率直に話された。

そこでイエスが言われた、「異邦の王たちはその民の上に君臨し、また、権力をふるっている者たちは恩人と呼ばれる。 しかし、あなたがたは、そうであってはならない。かえって、あなたがたの中でいちばん偉い人はいちばん若い者のように、指導する人は仕える者のようになるべきである。 食卓につく人と給仕する者と、どちらが偉いのか。食卓につく人の方ではないか。しかし、わたしはあなたがたの中で、給仕をする者のようにしている。 あなたがたは、わたしの試錬のあいだ、わたしと一緒に最後まで忍んでくれた人たちである。 それで、わたしの父が国の支配をわたしにゆだねてくださったように、わたしもそれをあなたがたにゆだね、 わたしの国で食卓について飲み食いをさせ、また位に座してイスラエルの十二の部族をさばかせるであろう。

更にこれから自分を知らない、というペテロに対して事前に心に残る言葉を述べられる。

シモン、シモン、見よ、サタンはあなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って許された。 しかし、わたしはあなたの信仰がなくならないように、あなたのためにz祈った。それで、あなたが立ち直ったときには、兄弟たちを力づけてやりなさい」。」
ルカによる福音書 22:24-32 口語訳

偉い人

少し表現がおかしいが、「偉い人」というより自分にとって「格好良い人」はいる。もう20年ぐらい前のことである。この「格好良い人」を見かけたのは。

自分がまだ教員をしている時、6月と11月に保護者会が開催される。土曜、日曜の担任や舎監との面談や礼拝プログラム、各種コンサート、学習発表、などが行われる。金曜日夜から日曜日午後にかけて行われる足掛け3日のプログラムである。担任や舎監との面談を熱心にしてくださるが、やはりお目当ては数ヶ月ぶりに会う我が子。昔はそうでもなかったが徐々に生活水準の高い方が多く入学するようになり、それに伴って来校される保護者の車や服装なども変化してきた。アウディーやレクサスなどが珍しくないほどになってしまった。そのような中で土曜日の朝眠そうな目をこすりながら車から出てくるあるお父さんを見かけた。車も10年以上前のもの。長距離の運転ということでラフな格好をしていたのだと思うが丈が短く膝が抜けてしまったズボン。東京からの長距離運転で疲れ切っているはずなのに我が子に会える嬉しさが顔中に出ている。学校の学費は決して安くない。寮費、食費、授業料などすべてを合わせると月々13万円ほどになる。これを安いと見る人もいるが自分にはとんでもない額である。毎月これを支払うのは結構厳しい。2ヶ月に1台Mac Book Proが買える金額である。そんな出費を続けていたら自分の服など買えない。そんな膝が抜けて丈が短くなったズボンを履き続けるお父さんがとても輝いて格好良く見えたのだ。

偉い人と格好良い人、は同義語ではないと思う。しかし、どちらも「自分の死に、他者と神様を生かすために自分を捨てている人」であるように思う。

本当の意味で偉い人になりたい。

10月10日 第9回「歴史の中で働かれる神」 講師:天沼教会主任牧師 近藤光顕 『失われた世界とその回復の希望』

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