牛のつき棒

シャムガル

今日も色々なことがあり多くのことを考えさせられる1日であった。朝起きて一生懸命祈ってやっとの思いで出勤した。毎日のことである。出勤の1時間半前に起きてずっと祈り続けている。神様の助けがなければ一瞬たりとも生きていけないことを自覚している。将来のことを考えると不安と失望しかない。このまま青森に居続け孤独と寂しさに耐えながら生きて行くことを考えると希望を失ってしまう。そんな気持ちから1日が始まるのでとにかく祈るしか道がない。一生懸命に祈っても心はまだ晴れない。しかし時間なので不承不承出勤する。職員礼拝で引用された聖書の言葉が

すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。わたしは柔和で心のへりくだった者であるから、わたしのくびきを負うて、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたの魂に休みが与えられるであろう。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからである」。
マタイによる福音書11:28-30

だった。み言葉に支えられる思いで仕事につくことができた。

仕事中に透析の看護師さん(男性)から明後日の祈祷会で聖書の解説を依頼された。突然だったのでとても驚いた。今祈祷会では「士師記」を学んでいるが自分は聖書の知識が乏しいのでできればお断りしたかった。が、毎日お世話になっている方からの依頼だったので引き受けることにした。休憩時間も聖書を読んで予習した。予習も良いが今までの流れをおさらいしておかないといけないと思い士師記を最初から読み返した。士師記の中盤は12人の預言者が列記されその活躍が記録されている。有名なのはサムソンやギデオンといった士師であろう。そのほかカレブの弟であるオテニエル、女預言者デボラ、変わり種のエフタなどもいる。その中でたった1節しか記述がない「シャムガル」という預言者に目が止まった。彼はペリシテ人を相手に粗末な道具で戦うのである。口語訳聖書では「牛のムチ」とあるが英語を訳すと「牛のつき棒」となっていた。牛を追う時に使う棒で長さが2.4mぐらいあるとのこと。持ち手部分が太く周囲15cm、先に行くほど細くなり先端には鉄の頭がついている。このようなとても粗末な武器でペリシテ人600人を殺したと記録されている。とにかく1節だけの情報なので詳しいことは全くわからない。どのようにして600人ものペリシテ人を殺すことができたのか。昨今の自爆テロでもそうはいかない。ちなみにサムソンの最期、自爆テロとも言える行為で殺したペリシテ人は3000人。話を戻すがたかが牛のつき棒である。これで600人を討つことができたのはなぜか。武器の能力ではない。神様と繋がっていることによる勝利だとしか言いようがない。どのような小さな能力、乏しい力であってもそこに神様との結びつきがあるのならば能力の大小は一切関係ない。

生徒のこと

教員だった頃、このシャムガルのような経験を何度も体験した。能力的には決して十分ではない生徒たちが自分の夢を叶えて行くのである。叶えるのではなく、神様によって叶えていただいている様子を何度も見てきた。その中でも最も多いのが意思である。その能力があって医学部に進学する生徒も多くいたが、しかし半分ぐらいは能力的には不足を感じる生徒だった。人間的な見立てでは何年浪人しても難しいと思える生徒が医学部に進学するのである。また経済的にも難しいと思える状況に神様はご介入される。医師だけではない。パイロットや弁護士、デザイナー、ミュージシャン、研究者等々。奇跡としか言いようがない事象を何度も見せられてきた。だから能力の大小で人を判断しないよう心に決めている。神様のご介入さえあれば不可能は可能になる。ある本の言葉を思い出した。

もしわれわれが自分自身の考えにしたがって計画すれば、主は、われわれをわれわれ自身の誤りの中に放置される。しかし神の指示にしたがっていて、それでも苦境におちいるようなことがあれば、神は、われわれを救ってくださる。われわれは落胆してあきらめてしまわないで、どんな危急の時にも、無限にどんな手段でもお用いになれる神に助けを求むべきである。われわれは、しばしばきびしい境遇にとりかこまれることがあるが、そういう時こそ絶対の信頼心をもって神によりたのまねばならない。神は、主の道に従おうとして困難におちいっている魂を1人ももれなく守ってくださる。
エレン・ホワイト 各時代の希望 電子版 p379

何に目を向けるか、何に頼るか、そして何に委ねるか。大切な選択である。

#7 士師記【60分でわかる旧約聖書】中川健一

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