親と子

子どもに見えるのか?

今日は予定外の仕事が結構立て込み、例の補習授業があまりはかどらなかった。最初に迎えに行った患者さんは車に乗るなり声をかけてくださり「いつもお昼ご飯を食べる時間がないんでしょ?これをおやつにしなさい」と言ってワッフルと缶コーヒーをくださった。あまり患者さんからいただくのは良くないのだけれど地方性もあり戴かないと気まずくなるのでそのままいただいた。自分は現在57歳、今年の12月で58歳になる。もう初老と言っても良い時期になって来た。還暦間近だしそれなりに老けて来た。しかし患者さんにとっては子どものような年齢なのだ。だから遠くにいる我が子を思い出して、自分の様な者に優しくしてくださるのかもしれない。還暦間近で子どもの様に思われるのもどうかと思うが仕方ない。

両親からの電話

昨晩実家から電話があった。いつもは母がかけて来て途中から父に代わるのだが昨日は父がかけて来た。少し驚いたし嫌な予感がした。いつも実家からの電話は「親が倒れた、という連絡でない様に」と祈る気持ちでとる。父からの電話だったので母に何かがあったのではないかと一瞬最悪のことを考えた。が、内容は全く違った。自分が務めている医院の院長先生の「息子がお世話になっています」と手紙を書こうと思っているが他にも書いたほうが良い人がいたら教えて欲しい、とのことだった。「ありがとう。そんなことまでしてもらったら恐縮だよ」と感謝を全面に出しながら「でも、自分も結構高齢なのでこの年齢で親が出るのも少し常識はずれになっちゃうかもしれないね」とやんわりと断った。両親も自分が言いたいことを理解してくれて矛を収めてくれた。セーフ。この年齢になってもやはり子どもなのかな?と思った。そして30年ぐらい前のことを思い出した。自分が新卒で赴任したのが広島の学校だった。結局その学校には通算30年ぐらいいたことになる。新任で働き始めた時、少し体調を崩した時期があった。丁度体調の悪いときに実家から電話があり、声の調子が悪いのでどうしたのかと聞かれ体調を崩していることがバレてしまった。体調を崩していると言っても仕事を欠勤したわけでもないので全く問題ないのだが両親はひどく心配してくれた。そして翌日、とんでもないことが起こった。父が実家の東京から広島までお見舞いに来たのだ。大丈夫なのに何故か来てしまった。結局自分の様子を見て安心した父は早々に実家に帰ることにしたが、その前に温泉でも行こうということになり地元の温泉に出かけた。自分は温泉が好きなので結構長風呂をしてしまい、父の方が先に上がった。父から15分ぐらい遅れて自分も浴室を出たが、談話室の様なくつろぐスペースがありそこで父が数名の方々と談笑していた。父はコミュニケーション能力も高いので「凄いな」と思った。そして父に声をかけて温泉を出発した。車の中で父に「あの人たちと何を話していたの?」と聞いたら、「お前がいつもお世話になっているからこれからもよろしくお願いします、ってお願いしていたんだよ。みんなにジュースを買ってあげたら喜んでいたよ」と言っていた。確かに自分が住んでいたところは超がつくほど田舎ではある。が、人口も当時は1万人ぐらいいた街である。温泉にいる人が私のことを知っているはずがない。それなのに父はみなさんにジュースを買って「いつもうちの息子がお世話になっています。ありがとうございます」と挨拶していたのである。周りもきっと驚いたであろう。でもそんな父の行為が心に刺さり少し泣きそうになった。

今でも子ども

親にとっては子どもはいつになっても子どもなのである。勿論その通りである。しかし自分も子どもの親になって少し分かった事がある。親も親であり続けたいのである。親だから子どもに頼られたい。子どものために役に立ちたい。子どもを守ってあげたい。それができなくなったら親で無くなってしまう様な気がするのだ。間も無く92歳になる父が、自分のためにお世話になっている方々に手紙を書きたいというのもそういう理由なのかもしれない。本当にありがたい話である。心から感謝したい。

今朝届いた「今日の御言葉」として与えられた聖書の言葉である。

見よ、わたしは戸の外に立って、たたいている。だれでもわたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしはその中にはいって彼と食を共にし、彼もまたわたしと食を共にするであろう。

Behold, I stand at the door, and knock: if any man hear my voice, and open the door, I will come in to him, and will sup with him, and he with me.

ヨハネの黙示録3:20

“You Raise Me Up” – cover by COLOR MUSIC Children’s Choir

 

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