姉の登場
4月3日、今日は安息日で朝9時過ぎに姉が実家にやって来た。通常は夫婦で車でくることがほとんどであるが今日は一人で電車に乗って来た。全てをなんでもしてくれる姉なので、今日も実家に着くなり家庭でのオンライン礼拝の準備をし家族が揃うのを待って聖書研究や礼拝をオンラインで行った。その後姉が準備してくれた昼食を摂り色々な話しをした。姉は実家に来ることが多いので両親の色々な事情をよく把握している。預金のこと、お墓のこと、保険のことなど全てを把握していてその一部を教えてもらった。お墓のお金は姉が立て替えて降り既に予約を済ませてくれていた。そんなことまでしてくれていたのだ、と本来自分がしなくてはならないことを全て完璧にやってくれていた姉に申し訳ない気持ちになった。両親の銀行口座についても把握しており残金も知っていた。少しおかしかったのが、口座の暗証番号である。両親の暗証番号と自分の暗証番号が全く同じであったことが無性におかしかった。昔から家族にゆかりのあるある番号があるのだが、両親も自分もその番号が一番印象に残っているらしく奇遇にも同じ暗証番号を使用していた。そんなことが分かったのも実家に少しの時間帰って来たからであろう。これから遠くに行く自分に対して姉が当座の食料だと言って自分の好きなリンケッツと言う大豆で作ったウインナーのようなものやグルテンが入っているカレーなどを差し入れしてくれた。そして健康に関する本もくれた。中に何やら聖書の言葉の書かれたカードも入っており励まされた。そして再就職祝いと言ってお金までくれた。あとで中を確認したが昨日の両親に匹敵するような金額で大変恐縮した。こんな愚かな弟をここまで気にかけてくれるなんて本当に申し訳ない。夕方、姉はまた電車で帰って言ったが駅まで送って行った。短い時間だったが色々な話をした。とにかく真面目に頑張っていれば人々から必要とされる人間になれるから頑張れ、神様がいるから信仰を持って祈りなさい、そして我が家の状況を姉には全て伝えてあったので何かあればすぐに連絡しなさい、決して一人で抱え込まないようにと言ってくれた。いつものように涙が出そうになった。姉が乗り込んだ電車に向かって線路脇から手を振るのがやっとだった。本当にありがたい。
青森に向けて
いよいよ出発。本当に短い時間だったが、逆にこれ以上ここにいたら恐らく青森には行けなくなってしまう。本当に愛情を注いでもらい、決して自分が不要だけでは無い存在であることを確認できた。このままここにいたら実家を離れられなくなってしまう。両親は自分と一緒に本気で青森に行くつもりだったようである。車酔いする父はたくさんの酔い止めを買い込んでいた。決して過保護に育った訳では無いがどこまでも心配なのだと思う。またたくさんの生活用品をいつの間にか買い込んで来ていた。洗剤やマスク、ラップやお菓子、飲み物など。そんなものは持っているし自分で買えると言ったがどうしても持って言って欲しいと聞かない。おかげで車の中はただでさえ荷物満載だったがその限界を超えてしまった。ルームミラーで後方確認ができなくなるほどになってしまった。荷物の分だけ親の愛情を満載してしまった。
そういえば姉が帰る前に、弟はいないけれど本当の昔の家族だけで写真を取ろうと言うことになった。そうだったな、と思い出した。このメンバーが最初の家族だった。そして今新しい門出に際しまた最初のメンバーが揃った。本当に懐かしかったし嬉しかった。
「じゃぁ行くね」と言って実家を出るとき、「本当にありがとう」と言ったらまた涙が止まらなくなってしまった。両親も泣いていた。もう決して離れなくて良い、別れなくて良い、そして人の目から全く涙が拭い取られる天の御国に一刻も早く行きたいものである。イエスキリスト様のご再臨。これこそが自分の希望であり切望する天国への入り口である。
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