家庭教師
夏休み期間中、ふたりの家庭教師をしていた。今回は中学生と高校生。英語、数学、物理の復習授業を一緒にしていた。
忘れていること
30年以上教壇に立っていたので自分の教えてきた科目についてはある程度の知識があると思っていた。実際、自分が「問題を解く」側になれば解けるものばかりである。しかし、問題と解法の説明となると事情が変わってくる。理解できない表情をしている時にどのような説明をしていたかを忘れている。いや、それ以前に理解しているかいないかを見極める勘がなくなっている。「これは分かりますか?」と直接的に聞かないようにしていたはずである。直接的に聞けばこちらに気を遣って理解していなくても「分かります」と言ってしまう可能性があるからだ。いくつか別の質問をして理解度を判断していたはずなのだがその質問を忘れてしまった。自分の力が大いに衰えていることを痛感した。
塾にかかる費用
世の中には様々な形の学習塾がある。学校の授業と同じような形式で大人数に対して講義形式で授業を展開するタイプ。少人数に対して補習するタイプ。公文のように教材を黙々と自分のペースで仕上げるタイプ。明光義塾をはじめ多くの授業で取り入れている、自学自習に対して個別に質問できるタイプ。オンラインやタブレットを用いた所謂IoTで授業を展開するタイプ等々。そしてそこにかかる費用も様々である。リクルート社が提供する「スタディーサポート」はオンライン配信型の授業で毎月2000円ほどで視聴できる。特別な授業を除いて何科目受講しても料金は変わらない。スタディーサポートを導入したことがあり数名のスタッフと親しくなり色々な事情を教えてもらったことがある。「居住する地域や家庭の経済が教育を受ける側の格差につながらないために」というコンセプトでスタートした。当時は「勉強サプリ」という名称で費用も980円だったと記憶している。驚くほどの安さである。その後コンテンツも増え著名講師陣を採用することで更に発展している。なかなか使いやすい教材だと思う。ただ、慣れてくるとスタッフさんが自分に対して人生相談を持ちかけるようになり会社のブラックな面などを話してくれていた。そして会社の不満を言いだすとそれから3ヶ月、長くても半年以内に辞めてしまう。そして新しい担当者になる。当時は広島、岡山そして四国をひとりで担当するのがリクルート社のやり方だったようでかなり苦労していた。あまりにも大変そうなので、面談の後「一緒にお祈りしましょう」と持ちかけると涙を流していた社員さんもいた。スタディーサプリ は良い教材だが社員さんがあまり大事にされない会社なのかもしれない。
横道にそれたが、塾にかかる費用は私立中学か公立中学かでも変わるようである。
学 年 | 全国平均 | 公立中学に通う場合 | 私立中学に通う場合 |
中学1年 | 11万3958円 | 11万774円 | 11万7141円 |
中学2年 | 16万7526円 | 17万8404円 | 15万6644円 |
中学3年 | 31万3780円 | 31万3780円 | 18万6569円 |
「ベスト塾ガイド2021年12月」より引用https://bestjuku.com/article/3874
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