立佞武多(たちねぷた)

各地のネプタ

昨年はコロナの影響で大きなイベントが軒並み中止になった。五所川原の立佞武多は当初開催を決定していた。が、直前になって中止が発表された。青森県はコロナの感染者が少ないのであまり目立たないが人口も少ないので実は感染者の割合はかなり高い。そんなこともあり是非観覧したいと思っていた立佞武多に行けずじまいになってしまった。地元「川部」のネプタが2日間だけ出た。扇ネプタというのだろうか、テンプレートがありそれにその年の絵が描かれる形式である。そう言えば、青森に来て目についたのが色々なところに置かれている扇ネプタの骨組み。田んぼの真ん中やちょっとしたスペースに置かれており、しかも骨組みだけなのでこれが一体何なのかしばらく分からなかった。

ネプタも青森県内至る所で行われる。青森ネプタ、弘前ネプタ、黒石ネプタ、平川ネプタ、そして五所川原ネプタ等。全てのネプタ祭りに行ったわけではなくネット上にある動画を視聴しただけなのだがその土地によって異なる雰囲気があることが分かる。掛け声も違う。「ラッセラー、ラッセラー」という掛け声は全国的に有名になっていると思う。他にも「ヤーヤドー」というものもある。弘前や平川はこの掛け声だったと思う。特に平川は世界一の扇ネプタが有名であるが、この掛け声が怖くて好きになれない。右翼団体の街宣カーが大声で怒鳴りながらしゃべっていることがあるがそれにそっくりである。地元の人には怒られてしまうがやはりこの掛け声は怖い。そして五所川原。こちらは「ヤッテマーレ、ヤッテマーレ」という。言葉の意味は乱暴だが、恐ろしさは感じない。

五所川原の立佞武多

念願叶って今年は3年振りに開催されたので観に行くことができた。今まで何度か「立佞武多の館」には行ったことがある。御所芦原の立佞武多は制作されると3年間稼働する。3年が過ぎると新しい立佞武多に代を譲り引退する。だから「立佞武多の館」に行けば3基のねぷたを見ることができる。20メートルを超える大型ネプタなので、館では立佞武多を囲むように螺旋の回廊があり全方向から立佞武多を見学する。恐ろしさを感じるほど巨大であり、かつ精巧に作られている。自分の住んでいるところから五所川原までは一本道で、30分程度で行けるのだが一本道なだけに渋滞が予想されるので五能線に乗って行った。普段は閑散としている五所川原液が改札からごった返していた。駅前通りを進み、ネプタの出発点である「立佞武多の館」まで歩くのだがどこからこれだけの人が集まったのかと思えるほどの人だかり。19時の出発の時には町中が熱気に包まれるのが分かった。「ヤッテマーレ、ヤッテマーレ」という掛け声とともに順番に3基のネプタが館を出る。これが今まで観たかった立佞武多か、と感無量になった。

夢中になって写真や動画を撮った。あとで動画に編集してみたが、撮影の腕もあり他の人のように現地の熱気や立佞武多の壮大さを伝えられるものにはならなかった。これはやはり現地で見ないと伝わらないのかもしれない。何れにしてもとても良い経験をさせてもらった。

五所川原立佞武多2022

 

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