パパ…
安息日になりもう一度聖書を開いていた。金曜日は高い確率で次男から電話があるが今日はなかった。電話を忘れるくらい充実しているのであればそのほうが安心である。先日の電話では「夏休みの宿題」をいくつか紹介してくれた。中でも「日記」の宿題をいくつか読んで聞かせてくれた。小学3年生ではあるが、結構上手な文章を書いていた。恐らく自分の小学3年時代には同じような事をかけなかったと思う。また音読もかなり上手で驚いた。読書が好きで、その割にYouTubeからも影響を受けているので現代の小学生、といった感じに成長している。読書をしたり宿題をしたりYouTubeでリラックスしたりと充実した日を過ごせたのかな、と思っていたところ夜になって次男から電話があった。19時を回っていたので珍しい時間帯である。
開口一番「パパ…」と言ってその後言葉が出てこない様子だった。
「どうしたの?ゆっくりで良いからなんでも話してね。話せるようになるまでこのまま電話を切らないから安心してゆっくりね」と声をかけると、しばらくして
「今日ね、学校で…蹴られた」と泣きそうになりながら必死に報告してくれた。
廊下を歩いている時に、何の脈絡もなく急に蹴られたという。
しばらく絶句してしまったが、その後こちらの方が涙を流してしまった。泣き声を悟られないように会話をしたが、子どもが傷つくのは耐えられない。蹴った相手を憎む気持ちなどない。ただ子どもが悲しんでいる様子が耐えられない。
「悔しくて、仕返しした?」
「悔しい、というより悲しかったけど仕返しはしなかった」
「何も手を出さなかったのなら、君の価値だね。よく耐えたね」
「パパに言われた通り、すぐに先生に言ったよ」
「そうか、全部100点だね。よく頑張ったね」
もう涙声である。
何故、この子はからかわれたりいじめられたりするのだろう。親だから客観的な目を持っていないが、少なくとも周りを不快にする子だとは思えない。いくつかの点で遅れはあるかもしれないが、優しくて思いやり深い子だと思っている。それなのに何故こうなのだろう。
いじめ抜かれて
イエス様はいわれのない事で徹底的にいじめ抜かれた。
「それから総督の兵士たちは、イエスを官邸に連れて行って、全部隊をイエスのまわりに集めた。 そしてその上着をぬがせて、赤い外套を着せ、 また、いばらで冠を編んでその頭にかぶらせ、右の手には葦の棒を持たせ、それからその前にひざまずき、嘲弄して、「ユダヤ人の王、ばんざい」と言った。 また、イエスにつばきをかけ、葦の棒を取りあげてその頭をたたいた。 こうしてイエスを嘲弄したあげく、外套をはぎ取って元の上着を着せ、それから十字架につけるために引き出した。 彼らが出て行くと、シモンという名のクレネ人に出会ったので、イエスの十字架を無理に負わせた。 そして、ゴルゴタ、すなわち、されこうべの場、という所にきたとき、 彼らはにがみをまぜたぶどう酒を飲ませようとしたが、イエスはそれをなめただけで、飲もうとされなかった。 彼らはイエスを十字架につけてから、くじを引いて、その着物を分け、 そこにすわってイエスの番をしていた。 そしてその頭の上の方に、「これはユダヤ人の王イエス」と書いた罪状書きをかかげた。 同時に、ふたりの強盗がイエスと一緒に、ひとりは右に、ひとりは左に、十字架につけられた。 そこを通りかかった者たちは、頭を振りながら、イエスをののしって 言った、「神殿を打ちこわして三日のうちに建てる者よ。もし神の子なら、自分を救え。そして十字架からおりてこい」。 祭司長たちも同じように、律法学者、長老たちと一緒になって、嘲弄して言った、 「他人を救ったが、自分自身を救うことができない。あれがイスラエルの王なのだ。いま十字架からおりてみよ。そうしたら信じよう。 彼は神にたよっているが、神のおぼしめしがあれば、今、救ってもらうがよい。自分は神の子だと言っていたのだから」。 一緒に十字架につけられた強盗どもまでも、同じようにイエスをののしった。」
マタイによる福音書 27:27-44 口語訳
そして
少しイエス様の話をして、できるだけ明るい話をたくさんして最後にお祈りをして電話を切った。毎日必死に祈っているがなかなか学校生活は改善しない。
「心が疲れているときは、無理に学校に行こうとしないでママに相談して休みなさい」といつも言っている。が、本人はそれでも学校に行こうとする。それが健気でいじらしく、親の心を締め付ける。どうしたらこの子を守れるのだろうか。そのような事を考え悶々としている。祈って神様のお助けをいただかないと。
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お子さんのことですが、私の息子も中学生の時、その学年の番長格の生徒に殴られたことがありました。理由を聞いてみると自転車を貸せと言われたけれど貸さなかったら殴られたとのことでした。私は喧嘩は両者の話を聞かなければ本当の原因が解らないと思いその日の晩に息子を連れてその生徒の家に行きなぜ殴ったのかと言うことを聞きました。するとやはり自転車を貸せと言ったのに貸さなかったから殴ったとのことでした。私はそれだけの理由で殴ったのか他に理由はないのかと再度聞いたところそれだけの理由で殴ったとのことであったので、私はそれやったらお前の方が悪いぞと言いました。なぜなら、自分の持ち物を貸すも貸さないも持ち主の自由ではないか?と言ったところその生徒の親もそれやったらお前が悪いと言ってくれたので謝罪してもらいました。それ以後はいじめはなかったようです。もしこれを放置していたらその生徒にいじめられ続けたかも解りません。
いじめ、或いは喧嘩の問題は決して先生まかせにせず父親が相手の家に行ってその理由を聞かなければならないと思います。しかしラザロさんは青森に居りお子さんは沖縄ですので簡単に行けないので、直ぐに奥様に連絡して今晩にでも相手の家に行ってその理由を聞くように言ってください。これは決して放置していてはいけません。必ず理由を聞いて善悪をはっきりさせてください。
両親の離婚、或いは別居は子供にとって非常に不利になるので子供のためにもそれは避けるべきことを説得してください。
ご丁寧なご示唆を心より感謝いたします。おっしゃる通りだと思います。ご指導頂いた通り、妻とも連携を取りながら対応をしていきたいと思います。ありがとうございます。