サーモフォアー

ホットパック

比較的暖かな朝を迎えたが雨が本降りになると急に冷え込みだした。予報通り雪に変わった。また雪のシーズンになってしまった。絶望的な気持ちになってしまう。

暑さより寒さの方がまだましだと思っているがそれでも年々寒さがこたえる。2年前に「半月板損傷」と診断されしばらくは定期的に注射をしてもらっていたが青森に来てからは一度も注射をしていない。そのせいか膝が痛む。特に寒くなると歩くのがとても辛くなる。本格的な雪が降る前に春にならないかな?と本気で考えてします。

やはり身体を温めることは大切だと思う。職場で古いホットパックの装置を見せていただいた。前職の学校では保健室に行くと必ずホットパックが用意されていた。自然療法、健康教育に力を入れる所属する教会はホットパックとチャコールで殆どの病気は治ると信じている。昔はそんなことより薬を飲んだ方が絶対に効くと思っていたが最近になって少しずつ考えが変わって来た。免疫力を高めることの大切さを感じるようになったからだ。前述のホットパックだが、壊れているので少し分解してみた。これは「Thermophore」と言い、コーフレークの生みの親であるケロッグ博士が考案した医療機器である。現在日本でもAmazonなどで購入することができる。

分解

久しぶりにテスターを出して修理に挑もうとしたがさっぱりわからない。ただ、中を開けてみると拍子抜けするぐらい簡単な構造になっている。今の「電気毛布」のように電熱器を使っている訳ではない。この構造には驚いた。たくさんの金属板が整列しているが電気は通っていない。電気はその金属棒を縫うように被覆のまま配線されている。

凝縮熱を利用する構造なのか?通電によって得られる磁気で凝結効果を生み出す仕組みなのか。よく分からないがケロッグ博士の活躍した時期は今から100年以上前だから、その頃にこの原理を考案できるのはすごいことだと思う。しかも現在も製品として流通するロングセラーだから驚きである。パッケージも英語なのだが「バトルクリーク」と書いてあるところが何かノスタルジックである。ケロッグ博士が活躍した頃、この教団は米国バトルクリークを中心に発展した。

分裂

残念ながらケロッグ博士は教会の中心的な存在だったが徐々に「汎神論」に向かうようになった。ケロッグ博士の親しい友人であり博士が医学部で学ぶ際にも多大な援助をしたエレン・ホワイトというクリスチャン女性も再三ケロッグ博士に勧告した。しかしその思いが通じることもなくケロッグ博士は教会を去ることになってしまった。19世紀に誕生したこの教会も有能な指導者や素晴らしい聖書理解を呈する長老や医師と分裂した経緯がある。分裂はサタンが最も喜ぶことだと思う。

しかし、一方で世俗の向かう人、組織などに対して分裂していかなくてはならない時期が来ているようにも感じる。

終末時代にあって、教団教派やある聖書理解が人間を救うのでは決してない。あくまでも神様との個人的な関係において救われる。個人的な関係・・・。神様だけを自分の王、支配者と認め自分の考えの一切を引っ込める関係。

ホットパックを分解して今の時がどれほど厳粛な時なのかを考えさせられた。

宜しければこちらのクリックもお願いいたします
↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ
にほんブログ村

にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村


キリスト教ランキング


プロテスタントランキング


その他ランキング

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA