ふたつの火災

神様のお考え

クリスチャン同士の会話の中についつい出てしまう恐ろしい表現がある。例えば大雨が降ったとする。甚大な被害がその地方に出ている時に、「幸い教会は無傷で、近くに住む信徒も全員安全が確認された」などと言ってしまう。甚大な被害が出ているのに「教会と信徒だけはちゃんと神様が守ってくれた」的な発想である。これが自分の知っているクリスチャンの驕りである。クリスチャンこそ神様の本当の裁きを知らないのかもしれない。教会だから守られる、教会の機関だから守られるという発想はこれからできにくくなるように思う。確かにヤコブの悩みの時に神様の側につく者たちが守られることは真実であると思う。が、その前にその教会や機関がなくなるかもしれない。

先日、ある先輩から連絡があった。少しご立腹の様子。理由を聞くと、ある教会の機関であるところからメールが届いたというのだ。その機関の最高責任者からだ。内容はある工事のために330万円ほどの費用がかかるがそれを捻出するのが難しいので援助して欲しいとの内容だったらしい。そして口座番号が記載されていた。「こんな理不尽なお願いってあるか?この人とこの教会は常軌を逸している」と怒り心頭。その後数時間して先輩からメールが来た。「こんな内容で返信した」とあり返信した文面が添付されていた。

「自分も経営責任者であるが明日も分からない状況で毎日を必死に送っている。今日の利益の何百倍もの負債を明日抱えるようになっているかもしれないプレッシャーと戦っている。責任とプレッシャーを認識せず、お金が足りなければ寄付をお願いするのは責任者として失格である。聞くところによればそちらも近々経営できずに閉鎖する機関であるとのこと。330万円は今の自分には決して大きな金額ではないが、潰れる機関に出せる額でもないので今回はお断りする」

とのことだった。当然の反応だと思った。

教会の機関だから潰れない、とは言い切れないような気がする。経営能力の問題では無く、第一のものを第一にしなかった歴史を神様に問われている気がする。

火災1

米国で同じ年に同じ教団の機関が火事になった。1902年2月18日、午前4時。米国バトルクリークにある「バトルクリーク サニタリアム」で火災が発生した。400人の入院患者は無事避難し助けられたが建物はほぼ全焼してしまった。このサニタリアムの院長はコーンフレークでお馴染みのケロッグさんのお兄さん、J.H.ケロッグ。元々教会のメンバーだった。しかし汎神論に走り経営的にも暴走し何度も教会指導者から注意を受けていた。しかし、ケロッグ院長はその指示に従わず暴走を続けた。

火災2

同年に同じバトルクリークで火災が発生した。1902年12月30日、夜7時頃。レビューアンドヘラルド社という出版所が火事になった。この出版社は教会の印刷物を発行する会社であったが、お金になるからという理由で教会外の仕事も請け負うようになっていった。小説や教会に批判的な表現の多い前出のケロッグ院長の文章などがそれだ。実はこの火災の前にある人物が神様からの言葉を受けていた。「改革がなされない限り惨事が出版所を見舞います。そしてその理由を世界は知るでしょう」という警告メッセージであった。この大火の消火にあたった消防署長ウィーク氏は「あなた方の火事は全く納得がいかない。水をかけてもまるでガソリンでもかけているみたいに燃えるんだからね」とコメントした。

もう一度初心に

ユダヤの民は自分たちがアブラハムの子孫だから救われると信じていた。その考えが間違っていることを、イエスキリストは示された。この教えは当然ユダヤ人から歓迎されるものではなかった。逆に異邦人や、立場の低い人たち(女性、子ども、病気で苦しむ人、ユダヤ人社会から見捨てられた人、奴隷、売国奴等々)からは歓迎された。イエスキリストは人が自分を誇ることがないように、救いを信じる全ての人に与えると約束してくださった。

教会の中に長いこといると、ひどく勘違いしてしまうことがある。信仰経験の日が浅い人に対して、「色々とおしえてあげなくちゃいけない」と少し高飛車な気持ちになってしまうことがある。少なくとも自分はそのタイプである。クリスチャンはまだ神様を信じていない人に対して果たすべき責任はあるが優位性は決してない。「教会生活をしてきた」という考えにあぐらをかいて高飛車な気持ちを悔い改めないでいるといつか自分自身も、そして教会やその機関も大火に包まれるようになるかもしれない。もっと謙虚に。もっと誠実に。そして初心に戻らないと。

What Heavenly Music – Golden Angels 16th and 17th Group

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