人の死
生殺与奪の権は神様にある。だから人の「生き死に」について何か言うことは筋違いであることを十分理解している。理解している上で、やはり腑に落ちないことがある。
今朝、職員礼拝の後ある患者さんが亡くなられたことを知らされた。関連の介護施設に入居されていた方で医院にもよく通院しておられた。少し認知症を疑うところもあったが非常に元気な方だった。送迎で何度も黒石の介護施設の送り迎えをしていたので印象深く覚えている。とにかく、この医院は人が亡くなる。
更に驚いたのは、透析患者さんで自分のことを励まし支えてくださったおばあちゃんがいる。この方は運送会社を経営する社長さんだが小さいながらも熱心に働き、若いうちに亡くされたご主人に代わって家族を守って来られた。まだ70を少し過ぎたばかりの年齢で透析治療を受けていること以外は非常に元気な方である。自分が送迎車を運転していた頃は月水金の朝8:10にご自宅まで迎えに行っていた。車の中では「津軽には慣れたか?」と声をかけてくださり、津軽の名産やリンゴの美味しいところ、雪にが降ったらしなくてはいけないことなどを教えてくださった。本当に元気だったのだが一昨日亡くなったとの連絡を受けた。
自分がこの医院に来てから1年。親しくしていただいた方だけでも13名亡くなっている。勿論、透析患者さんもいるのでその原因などについては良く分からないが、外来が主で19のベッドがある有床診療所として亡くなる方の数はおよそ妥当なのだろうか。妥当というのもとても失礼な表現だが、あまりにも数が多いような気がしている。
コロナ
自分はコロナのワクチンを接種していない。余程のことがない限りこれからも接種しないと思う。ワクチンが「獣の印」などという説もあるがそういうのとは全く関係ない。ただ単に安全性について疑問があることと、「神様に向かうこと以外全員が同じ方向に進むこと」を警戒しているだけである。
しかし、この医院では人が亡くなると「ワクチンを打ったせいだ」と言うのが日常的になっている。ワクチンには反対だけれど、そんなに何人も亡くなるのかな?
ここは看護師さんが少ない医院で3名しかいない。他9名は准看である。准看が悪いわけではない。ただこの医院でアルバイトで入った職員を院長がお金を出して准看の資格を取らせているのである。放射線技師、薬剤師、検査技師はいない。柔道整復師と管理栄養士の資格をもった職員がいるだけだ。透析はスタッフ3名で回しているが2名が准看、ひとりはアルバイトで掃除担当。医師は基本的に関わることはなく具合が悪くなった時だけ対処する。こういう現場で良いのかな?と毎日疑問に思っている。人が亡くなるのは「たまたま」ではなく「必然」のような気がしてならない。やはり親しい方が亡くなるのは特に辛いし、現状を専門的知識のある方にお知らせした方が良い気がしている。現在の透析治療は技術的にも非常に向上していると聞く。殆どの方が寿命まで生きられるとも聞いているので、何かおかしなことが当院で行われていないか心配でならない。内部告発といえばかなり物々しいけれど然るべきところに訴えないといけない気がしている。全くの勘違いであれば自分が訴えられる、或いは自分がこの医院を去るだけで事は済む。しかし黙っていてもしも自分の心配が的中しているのであれば、更に多くの犠牲者を出すことになる。しばらく祈りながら考えてみたい。
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